木津川市の「残念石」を知って万博を楽しもう

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木津川市の「残念石」を知って万博を楽しもう

京都府木津川市加茂町の「残念石」をご存知ですか?その名の通り、少しおどけた名前のこの石は、地域の歴史や伝統を知るための大切な存在です

実は、今回この「残念石」を紹介するパンフレットが作成されたんです

きっかけは、4月13日から始まる大阪・関西万博でこの石がトイレに使われることになったからです

住民たちの思いは「この機会にまちや歴史を知ってもらいたい」というもので、地元の魅力を多くの人に伝えるチャンスでもあります

残念石とは、1975年に木津川の支流である赤田川の護岸改修工事中に見つかった60個以上の巨石のことです

江戸時代に大名の藤堂高虎が大坂城再建のために、この石を切り出したと言われています

本来は木津川を通って運ぶ計画だったのですが、結局河川敷に放置されることになったため「残念石」と呼ばれるようになりました

これまで、この石について詳しい説明はなかったため、地域のNPO法人「ふるさと案内・かも」のメンバーがパンフレットを作成しました

中には資料写真が収められ、市在住の考古イラストレーターによるイラストも含まれています

さらに、山城郷土資料館の協力を得て、1万部のパンフレットを作成しました

このパンフレットは、万博会場や地域イベントで配布される予定で、英語版も計画中です

万博でのトイレ利用に関しては、1年前から賛否が分かれていましたが、藤野健三会長は「活用という新しい発想に触れた」と語っています

万博が終わった後も、この石をどのように展示するかが重要です

また、加茂地域では昨年、河川敷にあった樹齢約80年の桜が伐採されました

この桜と残念石は、木津川の歴史を象徴しており、地元の男性(69)は「この場所を今後も大切にしたい」と願っています

ピックアップ解説

残念石は、江戸時代に大名が大坂城のために切り出した巨石で、木津川での運搬予定が実現せず、河川敷に残されたため「残念」と呼ばれるようになりました。この名は、歴史の厚みを感じさせるユニークな響きです。

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