
最近、京都府北部の京丹後市でとても嬉しいニュースがありました
国の特別天然記念物であるコウノトリが、京丹後市の電柱に巣を作り、なんと3羽のヒナが生まれたことがわかったのです!
このコウノトリは、隣の兵庫県豊岡市で生まれたペアで、実は7年前から毎年、この場所で巣を作っているんですよ
驚きですね!
京丹後市によると、ヒナは今月(4月)7日までに最低でも2羽誕生していたことが公表されていますが、最新の情報では、NHKが11日に撮影した映像で、白い毛が生えたヒナが計3羽確認され、親鳥にエサをもらおうと一生懸命に口を向ける姿が映し出されていました
これから京丹後市では、コウノトリをもっとよく理解するために、個体を識別するための「足環(あしわ)」を来月の5月下旬に取り付ける作業を予定しています
また、6月中旬ごろには巣立ちを迎えるとのことですので、しっかり見守っていきたいですね!
コウノトリの巣は市内に他にも2か所あり、残念ながら今年はまだヒナの確認ができていないそうです
子育て中の親鳥はとても神経質なので、観察する際はコウノトリを刺激しないように注意が必要です
このことについては、市の教育委員会でも呼びかけています
京丹後市文化財保存活用課の村田雅之 課長は、「ことしもヒナが生まれてうれしいです
大きく育って、無事に巣立ってほしいです」と話しています
コウノトリは、湿地帯などで水草や小魚を捕まえて生息する鳥です。この鳥は非常に長寿で、野生では約30年も生きることがあります。また、コウノトリがいる地域では、自然が豊かであることの証明でもあります。実は、コウノトリは日本で数少ない絶滅危惧種に指定されています。京都では特別天然記念物として保護されていますので、みんなで大切に見守っていきたいですね。
- コウノトリとは、日本や中国、東南アジアに生息する大型の鳥で、特に湿地帯に生息する傾向があります。
- 特別天然記念物とは、日本の法律で定められた、特に保護が必要とされる動物や植物のことを指します。
- 巣立ちとは、ヒナが巣から飛び立ち、親から独立することを意味します。
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