壬生狂言の新衣装が披露された京都の伝統文化

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壬生狂言の新衣装が披露された京都の伝統文化

今年も春の訪れと共に、京都の伝統文化が息を吹き返します

なんと、国の重要無形民俗文化財である「壬生狂言」の衣装の一つが新しく作られ、報道陣にその姿が公開されました

壬生狂言は、約700年前から続く無言劇で、毎年春と秋の2回上演される貴重な伝統芸能です

この新しい衣装は、演目の中で妖怪「鵺」を討つ武士の一人、猪早太が着る素襖(すおう)と長袴(ながばかま)です

この衣装は、160年前に寺に贈られた衣装を参考にして作られました

デザインを手がけたのは、京都市在住の日本画家・諫山宝樹さんです

彼の筆使いによって、桐の花や葉、松皮菱(まつかわびし)の柄が力強く表現されています

諫山さんは「実際に形になると、感慨深いというか、感激しています」と感想を述べました

この新調された衣装は、今月29日から始まる春の壬生狂言で見ることができます

伝統を重んじ、愛され続けてきた壬生狂言の新たな一歩に、ぜひ注目してみてください

ピックアップ解説

壬生狂言は、無言劇であるため、演じられる時の感情やストーリーを衣装や動きによって伝えます。特に、この「壬生狂言」での衣装はすごく意味が深く、衣装一つ一つにそれぞれの役柄の特徴や魅力が込められています。衣装制作の過程には、古いものを参考にするための細かい研究も必要です。観客は見た目だけでなく、長い歴史を背負った力強さも感じられるのが魅力ですね。

キーワード解説

  • 重要無形民俗文化財とは、地域の伝統文化を守り伝えていくために特に重要とされる文化財で、日本の貴重な芸能や技術が含まれています。
  • 壬生狂言とは、700年以上の歴史を持つ京都の伝統的な無言劇で、妖怪や武士などが登場し、観客に娯楽を提供する演目がたくさんあります。
  • 素襖とは、和服の一種で、特に武士が着用するアウターウェアのことを指します。その形やデザインは地域によって異なりますが、壬生狂言においては特有の美しさがあります。

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