八幡市で詐欺防止のための川柳コンテスト開催

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八幡市で詐欺防止のための川柳コンテスト開催

京都府八幡市では、高齢者を対象にした「詐欺被害防止川柳コンテスト」が開催されました

このコンテストでは、地域の高齢者が自らの体験や思いを川柳という形で表現しました

優秀作品には、石原純子さん(80)が詠んだ「怪しいと 思った初心 信じよう」が選ばれました

これはとても心に響く言葉であり、詐欺防止のためのメッセージとして、多くの人に伝える価値があります

このコンテストを開催したのは、八幡市が特殊詐欺の被害を防ぐために取り組んでいる一環です

2024年度の特殊詐欺認知件数は、11件(前年比2件増)、被害総額は1859万円(同1188万円増)という深刻な状況です

石原さんは、大阪府寝屋川市で40年の間、消費生活相談員として多くの相談者と接してきた経験があります

そのため、詐欺被害の重大さを誰よりも理解しています

川柳を作ることは彼女にとって初めての挑戦でしたが、詐欺被害に遭った人々への思いを込めて応募したと話しています

「だまされたお金はもう取り戻せない

『怪しい』と思ったらすぐにやめることが肝心」との彼女の言葉からは、詐欺に対する強いメッセージが感じられます

この優秀作品は、防犯グッズに記載され、今後の啓発活動に活用される予定です

地区の人々もこの川柳を通じて、詐欺の危険を再認識し、安全な地域作りに貢献できることでしょう

ピックアップ解説

川柳(せんりゅう)とは、五・七・五の31音から成る詩の形式です。日本の伝統文化の中で、短い言葉で深い意味を持たせることが得意です。詐欺被害防止をテーマにしたコンテストでは、これを使って高齢者の思いを広めました。みんなが共感できる川柳を作ることで、地域全体で詐欺対策を考える機会が生まれ、より安全な生活環境を築く手助けになるのです。川柳はただの言葉遊びではなく、心の声を代弁する大切な文化だと言えるでしょう。

キーワード解説

  • 詐欺とは、人をだまして金銭や物品を不正に得る行為を指します。特に高齢者が狙われやすく、注意が必要です。
  • 消費生活相談とは、消費者が持つ問題や疑問に対して、専門家がアドバイスを行う窓口です。消費者自らの権利や生活を守るために利用されます。
  • 防犯グッズとは、犯罪やトラブルから自分を守るための道具や商品です。鍵やカメラ、警報機などが含まれ、高齢者の安全を守るために必要です。

4月26日(土)

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