
舞鶴市では、まさに熱い学びの場が広がっています!8日に開催された「語り部養成講座」の最終講座では、受講生たちが自らの知識をもとに展示の解説を行いました
この講座は、舞鶴引揚記念館が主催し、NPO法人「舞鶴・引揚語りの会」が運営しています
今年の講座は1月から始まり、小中学生を含む21人の受講者が、シベリア抑留や引き揚げに関する近現代史を学びました
受講生たちは、実際に展示されている資料の意味を理解することに力を入れ、その内容を他の人に伝える力を養うことが目的です
最終講座では、受講生が自分で選んだ展示品について、約15分の解説を行い、特に緊張した様子が見受けられましたが、彼らの真剣さが感じられました
また、鴨田秋津市長からは、修了証書が授与され、小中学生は「学生語り部」として今後の活動に胸を膨らませています
白糸中学校1年の瀬野あいかさん(13)は「講座は難しかったけれど、知る楽しさがあった」と話し、今後のガイド経験や友達への学びの伝達に意欲を見せています
舞鶴市でのこのような取り組みは、歴史を学ぶだけでなく、世代を超えたつながりを育む素晴らしい機会です
ピックアップ解説
舞鶴市では、シベリア抑留が語られています。これは、戦後に日本人がシベリアに残されていた状況のこと。多くの人が厳しい環境で過ごしました。その歴史を学ぶことは、今の私たちがどう生きるかを考える良い素材になります。また、語り部として活動することで、次の世代にその思いを伝えていくことができます。
キーワード解説
- シベリア抑留とは、第二次世界大戦後、ソ連に捕らえられた日本人が長期間拘束された出来事です。何千人もの日本人が厳しい環境で苦しみました。彼らの歴史を知ることは、私たちの未来を考える上で重要です。
- 舞鶴引揚記念館とは、舞鶴市にある歴史的な施設で、引き揚げに関する展示が行われています。この館は、戦争や引き揚げの歴史を学ぶ大切な場所です。
- NPO法人とは、非営利団体のことで、主に地域のために活動します。教育や環境保護、それに歴史の継承を目的とする団体も多く、舞鶴市の「舞鶴・引揚語りの会」もその一つです。
前の記事: « 「キヅキひろば」で京都市動物園を楽しもう
次の記事: 【二条城】歴史を感じる弓馬術体験イベントの詳細 »
新着記事