
大阪で開催されている大阪・関西万博
そこにある大屋根リングは、「世界最大の木造建築物」としてギネスにも認定されています
この約2キロの大きなリングは、万博会場の中を行き来する際の便利な道しるべや、日陰での休憩場としても役立っているのです
さて、この大屋根リング、もし京都の街中にあるとしたらどうなるでしょうか?そんな発想から生まれたのが、
「どこでも大屋根リング」というウェブサイトです
このサイトを作ったのは、都内で働くソフトウェアエンジニアのひろきゎさん
彼が趣味で開発し、7月に公開しました
このサイトでは、地図上に大屋根リングと同じサイズの円を自由に動かすことができ、あらゆる場所での大きさを簡単に体感できます
リングは内径615メートル、外径675メートルあるので、京都のどこにでも設置してみることができます
たとえば、京都駅ビルは約470メートルもあるのですが、それよりも大きいのです
京都でのサイズ比較
場所 | サイズ |
---|---|
京都駅ビル | 470メートル |
二条城 | 600メートル |
京都御苑 | 東西700メートル、南北1300メートル |
具体的に見ると、京の中心街では、四条通から御池通、烏丸通から河原町通までのエリアが約800メートルのサイズで、こちらにもすっぽり収まります
北から南へ移動する京都御苑は、ほぼ2個分の広さなんて、信じられますか?
ひろきゎさんは万博に行き、大屋根リングのスケールに感動したことがきっかけでした
彼の目標は、写真や数字だけではわからない大きさを体験してもらうことでした
制作には約1カ月かかり、画像をSNSで簡単に共有できるようにデザインも工夫しています
サイト公開後は、すでに10万件以上のアクセスがあり、予想を越えた反響にひろきゎさんは驚いています
SNSでは、さまざまな場所にリングを重ねた画像が多数投稿されていて、多くの人が楽しんでいます
おすすめの比較対象
特におすすめの場所は五稜郭(北海道)や富士山の火口で、これらと「大屋根リング」の大きさがぴったり合うのです
また、バチカンとの比較が面白くて、どちらが大きいのかわからなくなるそうです
万博の会期が約1か月残っていますが、閉幕後の大屋根リングは一部が保存されるかもしれません
ひろきゎさんは、「世界中の人々が異なる視点で同じリングを共有することで、つながりを実感できたら嬉しい」と話しています
そして、将来的に、リングのスケールを記録して後世に伝えていく手段にもなればとの思いを持ちながら、のんびりとした日々を過ごしているようです
「どこでも大屋根リング」のURLはこちらです: https://grandring.hirokiwa.com/
大屋根リングとは、現在大阪で開催中の大阪・関西万博の中心にある、世界最大の木造建築物です。木造建築物というのは、木材を使って建てられた建物のことで、通常は鉄やコンクリートなどの素材よりも軽くて温かみのある印象があります。大屋根リングは、その広さや高さだけでなく、開放感をもたらすデザインが特徴です。多くの人々がこれを訪れ、イベントや休憩場所として利用しています。特に、日差しが強い夏場には、影を作る役割も果たしています。
- 大屋根リングは、大阪・関西万博のシンボルで、総面積が約2キロの巨大な木造建築物で、世界最大の木造建築物としてギネスにも認定されている。
- 万博とは、国際博覧会のことで、世界各国が参加し、様々な文化や技術を紹介する大規模なイベントである。
- ソフトウェアエンジニアは、プログラムやシステムを設計・開発する技術者のことを指し、IT産業において重要な役割を果たしている。
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