
みなさん、京都御所の素晴らしい文化遺産について知っていますか?ここでは、時間とともに劣化していく貴重なふすま絵を守るために、最新のデジタル技術を活用した素晴らしい取り組みが進められています
このプロジェクトは、宮内庁京都事務所が2017年度からスタートし、京都御所が所蔵するおよそ2600面のふすま絵の保存に挑んでいます
最近、報道機関向けにその作業の様子が初めて公開され、担当者が暗い部屋の中で特殊なスキャナーを使って、1855年に描かれたふすま絵を撮影している姿が映し出されました
この特殊なスキャナーは、顔料の状態や絵師の筆の運びまで鮮明に捉えられるため、まるで目の前で見ているかのような体験ができます
さらに、宮内庁京都事務所では撮影した画像を順次、公式ホームページで公開しており、11月には特別公開も予定されています
これにより、私たちの自宅やスマートフォンでも、細かなディテールに至るまでふすま絵を楽しむことができるのです
宮内庁京都事務所の山本徹也 情報推進専門官は、「ぜひ、皆さんもこの貴重な文化遺産をデジタルで体験してみてください」と呼びかけています
京都の文化と歴史を次世代へ引き継ぐこの取り組み、ぜひ応援したいですね
ふすま絵は、室内の障子や壁に使われる伝統的な装飾画です。特に京都には、歴史的なふすま絵が多く存在し、絵画としての技術やデザインが光ります。ふすま絵には、自然や動物、神話などが題材として描かれることが多く、観る人に楽しさや歴史を感じさせてくれます。デジタル保存によって、これらの美しい作品が永遠に残ることが期待され、未来の世代に受け継がれるのです。
- ふすま絵は、日本の伝統的な室内装飾で、紙や木でできたふすまに描かれる絵のことです。
- 宮内庁は、天皇に関する事務を行う日本の政府機関で、宮殿や文化財の管理も担当しています。
- デジタル技術は、コンピュータを使って情報を処理・保存・伝達する技術で、写真や映像の高精度な保存に利用されています。
前の記事: « 京都女子大学が新学部設置を発表!特色ある教育がカギ
次の記事: 京都府民が注目する自民党総裁選挙の動向とは? »
新着記事