
京都府亀岡市の東輝中学校で、特別な音楽授業が開催されました
これは、日本と中国それぞれの箏(そう)の演奏を聴く機会で、1年生の生徒たちが音楽の授業の一環で参加しました
この授業は、ある学習支援員のお母さんが、中国の蘇州で箏を教えていることがきっかけで実現しました
授業では、まず周楓さん(61)が中国の箏「グージョン」を演奏しました
彼女は、ジブリ映画の曲などを披露し、中国の箏の特徴も教えてくれました
この箏は弦が21本あり、音階は「ドレミソラ」の5つですが、弦を押さえると「ファ」や「シ」も出せるという奥深いものです
次に、日本の箏は、同中の卒業生で教室を開く赤澤千鶴さん(55)が担当しました
彼女は「大きな古時計」などを演奏し、日本の箏の歴史を語りました
箏は1300年前に中国・唐から日本に持ち込まれ、一般的に弦は13本か17本の2種類です
授業の最後には、周楓さんと赤澤千鶴さんが一緒に「さくら」を合奏しました
生徒たちは演奏が終わると、感心した様子で大きな拍手を送りました
こうした特別授業は、京都の伝統文化を知る良い機会であり、子どもたちが音楽に触れる大切な経験となりました
日本の伝統楽器である箏は、1300年前に中国から日本に持ち込まれたと言われています。特に、箏の音色は、弦を押さえることで多様な音を出すことができ、演奏者の技術によって色々な表現をすることが可能です。この奥深い楽器は、しばしば気軽に楽しむことができ、現代音楽とも融合しています。京都でも、箏を学ぶ教室が多くあり、地域の文化として大切にされています。
- 箏とは、弦楽器の一種で、形状が美しい長い木製の楽器です。13本や17本の弦を持ち、柔らかい音色が特徴です。雅楽や民謡、ポップスまで幅広い音楽に使われます。
- 伝統楽器とは、世代を超えて受け継がれている楽器のことです。文化や地域の歴史を表し、人々によって大事にされてきた音楽の宝です。日本の箏や三味線もその一つです。
- 音楽とは、音を使って表現するアートの一種です。様々な楽器や声を使ってメロディやハーモニーを作り出し、人々の感情や思いを伝えます。
前の記事: « 京都での京アニ事件を考える:死刑制度とその影響
次の記事: 八幡市で開催された新春書き初め大会の模様 »
新着記事