
皆さん、京都の福知山市で素敵なイベントがありました!9月23日、子ども向けのワークショップ「漆塗り体験」が福知山市駅前にある市民交流プラザふくちやまにて開催されました
このワークショップでは、子どもたちが思い思いのデザインを選び、好きな色で漆を塗って、自分だけの器を作っていました
漆塗りとは、木製の器に漆という天然樹木から作られる特殊な塗料を使って、色付けをする伝統的な技法です
このイベントは、昨年60回を迎えた福知山市の市展の記念として行われたもので、講師はNPO法人「丹波漆」の高橋治子理事長が務められました
参加者は、星や魚、蝶などの型紙を用いて、漆をスポンジでたたき塗りする技法を学びます
この技法では、赤、青、黄、白、緑、ピンクなどのさまざまな色の漆を使って、器に色をのせていきます
特に高橋理事長からは、「やさしく押さえてね」といったアドバイスがあり、子どもたちもその言葉をしっかりと守っていました
参加した女児(11歳)とその妹(8歳)は、「枝に止まった鳥や、海で泳ぐ魚を描きました
うまくできました」と笑顔で教えてくれました
制作した作品は、10月31日から11月3日まで市民交流プラザで開催される市展で展示されるので、ぜひ見に行ってください
また、こういった伝統技術を学ぶことで、子どもたちが将来も京都の文化に興味を持つきっかけになれば良いですね
「漆」とは、漆の木から取れる天然樹液で、主に塗料や工芸品に使われます。この「漆塗り」は、古くから日本で伝承されてきた技法で、美しい光沢と耐久性が特徴です。最近では、漆の魅力を再評価し、多くの人々が関心を持っています。漆塗りは手間がかかりますが、その分仕上がりが美しく、作品に自分の思いを込めることができます。子どもたちが漆に触れることで、伝統文化への理解も深まりますね。
- 漆は、漆の木から採取される樹液で、主に塗料として用いられ、美しい光沢があります。
- 市展とは、地域の作品を広げるための展示会で、地元のアーティストや子どもたちの作品を紹介する場です。
- ワークショップとは、特定の技術やスキルを学ぶための実践的な講座で、参加者が体験しながら学ぶ形式のイベントです。
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