京都の夏の風物詩「祇園祭」が、今年も盛大に始まりました!今年の祭りのはじまりを告げる「お千度の儀」では、山鉾巡行の先頭を務める長刀鉾の稚児が八坂神社を訪れ、祭りの安全を祈願しました
この儀式は、日中の気温が高くなる中、小学3年生の久保堅斗君が特に注目されています
彼は2人の「禿(かむろ)」、すなわち補佐役の子どもたちと共に、伝統的なはかま姿で神社に向かいました
八坂神社での参拝後、久保君たちはおはらいを受け、「お千度の儀」に臨みました
この儀式では、本殿の周りを3周することで1000回参拝したことになるとされており、神聖な空気の中で祭りの順調を祈りました
周囲には多くの人々が見守る中、彼らは一歩一歩ゆっくりと進みました
久保君は、「今日は暑かったけど楽しかったです
けがなく楽しい祇園祭にしたいです」と、祭りへの想いを語りました
この祇園祭では、長刀鉾が参加する「前祭」が7月17日に行われる予定であり、「後祭」は24日に行われます
夏の京都を彩るこの祭りは、多くの人に愛されており、我々も楽しみにしています
ピックアップ解説
「稚児(ちご)」とは、祭りや神社で特別な役割を担う子供のことです。通常、小学低学年の子どもが選ばれます。特に祇園祭では、稚児は神聖な存在とされ、祭りの運営に重要な役割を果たします。稚児たちは、華やかな衣装を身にまとい、神社や祭りの行列に参加します。彼らの姿は、根付いた伝統の象徴であり、地域の人々にとっても特別な存在といえるでしょう。
キーワード解説
- 祇園とは、京都市にある有名な観光地で、特に祇園祭が知られています。伝統的な街並みが残り、舞妓さんや芸妓さんが活躍する場所でもあります。
- 山鉾とは、祇園祭の際に使用される美しい装飾が施された山車のことです。各山鉾には、それぞれ独自の歴史と特徴があります。
- 禿(かむろ)とは、祭りにおいて稚児をサポートする役目を持つ子どもたちのことを指します。稚児を格好良く見せるための大切な役割を担っています。
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