皆さん、最近ニュースで耳にすることが多い「百日ぜき」という病気をご存知でしょうか?これは、強いせきが続く感染症で、特に子どもや乳児にとって危険度が高いと言われています
京都府でも、今年1月から533人の感染者が報告されていて、前年の約8倍の増加を見せています
全国でも3万人を超えており、その急激な増加に驚かされます
百日ぜきの概要
百日ぜきは感染力が非常に強く、風邪のような軽い症状からスタートしますが、どんどん激しいせきへと変わります
回復には通常2〜3カ月かかります
特に注意が必要なのは生後6カ月未満の赤ちゃん
無呼吸発作や肺炎を引き起こし、最悪の場合は死につながる恐れもあります
感染の実態
年齢 | 割合 |
---|---|
10代 | 約60% |
1〜9歳 | 約20% |
0歳 | 2% |
特に今月の報告によると、9日から15日の間だけで2970人の患者が確認されました
この高い数値は、今後も増加の懸念を孕んでいます
子ども同士や家庭内での感染が広がっているようです
予防がカギ
百日ぜきに対する有効な予防策はワクチン接種です
生後2カ月から4回の接種が公費で受けられるため、ぜひ検討してほしいです
また、保護者には周囲の家族への追加接種も推奨されており、特に就学前と11〜12歳の時期が大切です
しかし、残念ながら一部のワクチンは品薄となっていることもあり、医療機関の連携が重要です
今後の懸念
最近の感染増加は、新型コロナウイルス対策で病原体に接触する機会が減少して免疫が弱まったことや、感染症対策が緩んでしまった結果とも考えられています
これから夏休みが近づき、人々の移動が増えるにつれ、さらなる感染拡大も心配されています
みなさん、手洗いやマスク着用、水分補給を忘れずに、正しい知識を広めていきましょう!
「百日ぜき」は、特に小さな子どもにとって非常に危険な病気です。この病気は、かつては日本で多く見られましたが、ワクチン接種が普及することで減少してきました。しかし、最近の感染症対策の影響で免疫力が低下し、再び患者が増えているとされています。また、百日ぜきは「百日」と名が付く通り、回復に長い時間がかかり、その間も周りの人に感染させる可能性があるため注意が必要です。早期の検査や治療がカギとなります。
- ワクチンは病気を予防するための生物製剤で、体内に入れることで免疫をつくります。特に、感染症の増加を防ぐためには重要です。
- 感染症は、細菌やウイルスなどの微生物が体内に入ることで起こる病気のことです。これにより、さまざまな症状が現れることがあります。
- 健康意識は、自分の健康を大切に思う気持ちのことです。正しい情報を知り、良い習慣を身につけることが大切です。
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