北区で始まる堂本印象の大阪との関係展示

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北区で始まる堂本印象の大阪との関係展示

 京都市北区に位置する京都府立堂本印象美術館で、新たに日本画家堂本印象(1891〜1975年)と大阪のつながりを紹介する企画展「堂本印象と大阪」が12日から始まります

これは、堂本印象が大阪でどのように活動したのかを振り返る楽しい展覧会です

11日に行われた内覧会では、大阪の四天王寺のために制作された仏画類の下絵などが61点も公開されました

 堂本印象は、若い頃から大阪で図案家として働きながら、義太夫や大阪の風俗に影響を受け、多彩な作品を生み出していました

特に「松島の女」や「住吉高燈籠絵巻」といった作品には大阪の女性の美しさや、水辺の魅力がにじんでいます

この展覧会では、日本画家として独立後に通暁した仏教美術に基づき、四天王寺を飾るための仏画の魅力を感じることができます

 また、堂本印象は戦時中に焼失してしまった作品の下絵を展示しており、彼の独自のスタイルで描かれた仏画を思い浮かべることができます

さらに、大阪万博の際に手がけた万国博ホールの緞帳「手をつなぐ」の下絵や原画も見ることができるため、地域の歴史にも触れる良い機会です

 今回の企画展は、三輪晃久館長が「印象の大阪での制作は、戦後日本の発展と共にある」と話しており、大阪の歴史や文化を改めて感じることができる内容となっています

展覧会は9月23日まで行われ、有料です

 この美術館では同時に、京都工芸美術作家展も開催され、陶芸家の加藤丈尋や染織作家の日下部雅生ら4名の力作18点を楽しむことができます

色鮮やかで創造的な作品が揃っているため、ぜひ訪れてみてください

ピックアップ解説

堂本印象は、日本画の巨匠であり、特に仏教美術に精通していました。彼が描いた作品には、仏教の思想や日本の風土が反映されています。大阪で過ごした期間が長く、地域の文化に多くの影響を受けた彼の作品は、ただ美しいだけでなく、深い意味が込められています。また、彼の作品は多くの人々に感動を与え、今でも多くのファンに愛されています。それゆえ、彼の作品を通して日本文化や歴史に触れる良い機会となることでしょう。

キーワード解説

  • 堂本印象とは、20世紀の日本画家であり、特に仏教美術で知られる彼は、独自のスタイルで作品を制作し続けました。
  • 美術館とは、絵画や彫刻などの芸術作品を展示し、鑑賞する場所のことです。京都には多くの有名な美術館があります。
  • 仏教美術とは、仏教に関連するテーマや神様を題材にした美術作品のことです。寺院や美術館で見ることができます。

6月14日(土)

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