宮津市の大手川親水公園で進化する探究部

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宮津市の大手川親水公園で進化する探究部

京都府宮津市喜多にある大手川親水公園に、宮津天橋高フィールド探究部の部員が集まります

地域の自然を学ぶために集まる彼らの活動は、ただの遊びではなく、本気の探求です

夕方5時ごろ、放課後の2時間の間、彼らは好きな時間に活動します

この日は大手川に漬かりながら生き物の調査をしたり、水路を作るためにスコップで土を取り除いたりしました

部の顧問である多々納智教諭は、「考えるだけではなく、実際に体験してほしい」と語っています

この部活動は10年前に同好会から始まりました

当初は10人程度だった部員が、今では47人に増加しています

「生物多様性を豊かに」「川にかかわる人を増やす」というモットーのもと、部員たちは積極的に調査活動に取り組んでいます

部長の長谷川直海哉さんは、草花の外来種であるオオキンケイギクの駆除と活用について研究しており、他の部員もそれぞれの目標に向けて努力しています

先日は、「田舎力甲子園」に参加し、他校の生徒や研究者と交流することで新しいアイデアを得てきました

部の活動は評価も高く、3年前には「日本自然保護大賞」を受賞しました

また、昨年度の全国ユース環境活動発表大会にも出場した実績があります

最近では上宮津地区の自治会と協力し、「魚道」を作る計画も進行中です

これは、川底の段差を減らし、魚がスムーズに移動できるようにする試みです

また、部員の一人は「自然と触れ合い、地域の人々とのつながりが部活の魅力です」と話しており、この活動は地域への愛着や理解を深める良い機会となっています

活動日は木曜日を除く平日の放課後や土日で、主に学校近くの河川での調査を行っています

大手川の環境整備や地域住民とのコミュニティづくりをテーマに、部員たちは今後も様々な活動を行っていくことでしょう

ピックアップ解説

大手川とは、京都府宮津市を流れる川で、美しい自然が広がる場所です。この川は地域に深い歴史とつながりがあり、周辺には多様な生物が生息しています。そのため、川の保護は非常に重要です。地域の方々が集まり、川の生態系を学びながら環境を整備する活動は、次世代に渡る自然保護の意識を育む大切な取り組みです。宮津市の環境意識が高まることで、地域全体が活気づくことが期待されています。

キーワード解説

  • 生物多様性とは、地球上に存在するさまざまな生物やその生息環境のことを指します。これは、生態系の健康や安定にとって非常に重要です。
  • 自然保護とは、自然環境や生物種を守るための活動や取り組みのことです。人間活動による環境劣化を防ぎ、持続可能な未来を育むために不可欠です。
  • 外来種とは、元々その地域にいなかった動植物が、人間の活動によって新たに持ち込まれた種のことです。これらの外来種は、時には地域の生態系に悪影響を及ぼすことがあります。

6月7日(土)

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