
京都市立病院機構が、16日に中京区にある市立病院と右京区の京北病院で大事なシステムトラブルが発生したと発表しました
この事態によって、電子カルテに必要な患者データが入力できなくなり、医療現場は緊急の対応を行うこととなりました
無理をして診療を続けるために、医師たちは紙のカルテに切り替えて患者を診察していますが、システムの復旧の目処は立っていないとのことです
このトラブルは、同日の午前9時半ごろからスタートしました
両病院では電子カルテの閲覧はできているものの、患者情報の入力ができませんでした
そのため、外来患者の待ち時間がいつもよりも長くなってしまい、また会計処理もできない状況に
このため、診察料はシステムが復旧してからお支払いしてもらう形になると告知されています
現在、障害の原因は調査中ですが、サイバー攻撃の可能性は低いとのこと
また、個人情報の流出はなかったとされています
医療サービスを受ける側にとっては少し気がかりなトラブルですが、医療スタッフが頑張っていることに感謝し、無事に復旧することを願っています
ピックアップ解説
電子カルテとは、医療の現場で利用される「デジタルのカルテ」のことです。これにより、医師は患者の情報をすぐに確認でき、連携が取りやすくなります。例えば、手術の際の必要な情報や過去の病歴を簡単に見ることができ、本来ならスムーズに診療が進みます。しかし、今回のトラブルでデータが入力できなくなり、医師は紙に頼らざるを得ない状況です。電子カルテの利便性が失われる中で、医療現場は混乱をきたすことがあるんですね。こんな時こそ、医療スタッフの協力が大切です!
キーワード解説
- 電子カルテとは、患者の診療データをデジタルで管理するシステムのことです。一目で情報が分かります。
- システム障害とは、コンピュータやネットワークが正常に動かなくなることです。これにより、利用できないサービスが増えます。
- 医療現場とは、病院や診療所など、医療行為が行われる場所のことです。医師や看護師が患者と接しています。
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