
今年も八十八夜が訪れると、京都府宇治市ではお茶摘み体験のイベントが行われ、多くの人々で賑わいました
この日は晴れた5月1日、新緑がまぶしい茶畑の中で、参加者たちは実際に手を使ってお茶の葉を摘む楽しさを味わいました
八十八夜とは、立春から数えて88日目の日を指し、日本ではこの日が新茶の摘み取りの目安とされています
宇治は特に有名なお茶の産地で、茶葉を育てるための気候は、日中は暖かく、夜はひんやりとした寒暖差が必要です
今年は理想的な気候条件のおかげで、香り高くて味わい深い新茶ができたそうです
体験参加者は、茶摘みの際には親指と人さし指を使い、自分の手で摘み取る方法を学びました
青々とした茶葉を摘むと、そのフレッシュさに驚いた様子で、摘み取った茶葉を持って帰ることもできます
さらに、特設のブースでは摘みたての茶葉を使って、自分たちでお茶を淹れる体験も行われ、参加者はその香りと味わいを楽しむことができました
大阪から来た8歳の女の子は「いつも飲むお茶よりもとっても爽やか!お茶の葉を加熱するのも楽しかった」と笑顔で話していました
また、宇治市に住む60代の男性も「自分で摘んだことがあるので、飲むお茶とは全く違う味がする
香りが“すっと”通っていく感じがするよ」と満足げにコメントしていました
こうしたイベントは、地域の魅力を伝える素晴らしい機会で、京都の文化としての『お茶』への理解が深まるきっかけともなります
これからもこうした取り組みが続き、たくさんの人に京都のお茶の素晴らしさが伝わることを願っています
八十八夜とは、立春から88日目のことを指し、一般的にこの日に新茶の摘み取りが行われます。日本では、お茶は重要な文化であり、お祝い事や親しい人との交流の場でも飲まれています。お茶を飲む習慣は、日本の四季を感じる大切な要素で、新茶はその年の最初のお茶を楽しむ特別なものです。新緑の中で体験する茶摘みは、子供から大人まで楽しめる貴重な体験です。
- 八十八夜とは、立春から数えて88日目にあたる日で、新茶が摘み取られる日として知られています。
- 新茶とは、春に最初に摘まれた茶葉から作られたお茶のことで、特に香りや味が豊かです。
- 宇治茶とは、京都府宇治市にあるお茶のことで、特に品質が高く、香りや味が特徴的です。
前の記事: « 【京都文化博物館】特別展示開催中!入場無料の文化体験
次の記事: 久御山町が子ども施策を強化するこども計画を策定 »
新着記事