北区の大徳寺で盗まれた盆栽の悲劇

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北区の大徳寺で盗まれた盆栽の悲劇

京都市北区に位置する大徳寺塔頭・芳春院には、美しい盆栽庭園があります

この庭園は、世界でも有名な盆栽の名品が展示されており、2021年に開園しました

しかし、最近、ここで大変な事件が発生しました

それは、貴重な盆栽が盗まれるという残念な出来事です

盗まれた盆栽は、樹齢250年の古木を含む貴重なもので、被害額はなんと約1千万円に上るといわれています

この事件について詳しく説明しますと、被害に遭ったのは芳春院の盆栽庭園に展示されていた9点の盆栽です

特に、樹齢200年を超える根連なりの松や、樹齢250年のヒノキ科の真柏が含まれており、根連なりの松はその価値が350万円、真柏は250万円にもなります

盗まれたのは、2025年の4月16日までは庭園に展示されていたものの、17日朝にはすでに消えてしまっていたのです

事件の当時、庭園には約50点の盆栽が展示されていたと言われています

この事件を捜査しているのは京都府警北署で、窃盗事件としての扱いがされています

盆栽を所有する販売会社「エスキューブ」(埼玉県羽生市)によると、盗まれた盆栽は非常に重要なもので、盆栽の専門家である森前誠二さん(66歳)は「大切に育てた盆栽が盗まれるのは本当に辛いこと

情報があればぜひ教えてほしい」と呼びかけています

ピックアップ解説

根連なりの松は、松の木の根が何本も連なっている盆栽のことです。これにより、根の形が自然界では見られない美しい姿になっています。根連なりの松は昔から大切にされてきた盆栽の一種で、特に樹齢が高いものほど珍重されます。そのため、盗まれた根連なりの松は、350万円もの価値があるとされています。京都の盆栽庭園では、このような貴重な盆栽が多く展示されており、訪れる人々を楽しませています。

キーワード解説

  • 盆栽とは、小さな鉢の中で木を育てる日本の伝統文化の一つです。通常は木の姿を自然に見立てて仕立てられ、美しい形や質感が楽しめます。
  • 大徳寺とは、京都にある歴史ある禅寺で、多くの塔頭を持つ名刹です。静かな庭園や美しい建物が特徴で、観光地としても人気です。
  • 盆栽造形とは、盆栽の形を整えたり美しさを引き出したりする技術のことです。この技術には植木の剪定やワイヤリングなどが含まれ、熟練の技が必要です。

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