
京都や滋賀は、太平洋から離れているからといって、他人事のように考えてはなりません
ここでも、災害は私たちに直接影響を及ぼす可能性があるのです
最近、南海トラフ地震に関する新しい被害想定が発表されました
この地震が発生した場合、全国でなんと最大約29万8千人が亡くなると予想されています
前回の2012年の推計によると、死亡者数は32万人を超えていましたが、今回は少し減少しています
しかし、10年間で死亡者を8割も減らすという目標には、まだまだ遠い状態です
京都府においても、冬の夕方に発生した場合には約1600人が亡くなると試算されています
特に、火災による死者数は増加し、内訳を見てみると、死者の約千人が火災によるものです
その一方で、滋賀県では死者数は400人に減少したものの、建物の全壊や火災による被害は増加しています
南海トラフ地震は、戦後日本が経験したことのない「超広域的」な災害となる可能性が高いです
私たちは、地域の見直しをする必要があるでしょう
全国的に見ても、対策はまだ十分とは言えません
犠牲者の約7割を占める津波からの早期避難と、さらなる耐震化が非常に重要です
また、地震で助かった命が避難生活で体調を崩すことのないようにすることも大きな課題です
最近では、災害関連死という概念が注目されており、このような死者数も増加しつつあるのです
経済的な影響も大きく、交通機関の寸断などが加わると、最大292兆円に達する可能性があります
このような莫大な復旧費用を前に、政府は自治体や住民に準備を促すだけでなく、平時からしっかりとした財政の確保が求められます
南海トラフ地震は、東海沖から九州沖に延びる海底の断層が原因とされています。この地域で非常に大きな地震が起こる可能性があるため、私たちもその影響を受けることが考えられます。地震の揺れや津波、それに伴う火災も怖いですね。特に、京都では冬の日没時に火災が増加する可能性が高いことが指摘されています。これを受け、私たち一人ひとりが災害への備えをしっかりと行うことが大切です。
- 津波は、海底の地震や火山の活動により発生する大きな波です。通常の波とは異なり、非常に強力で沿岸部に大きな被害を与えます。
- 耐震化は、地震によって建物が倒れたり壊れたりしないようにするための工事や設計のことを指します。これにより、地震の被害を最小限に抑えることができます。
- 災害関連死は、直接の災害による死者だけでなく、避難所生活やストレスによって亡くなる人を指します。最近、この問題への関心が高まっています。
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