
地震や火事などの災害が起こったとき、私たちはどうするべきなのか?京都府木津川市にある恭仁小学校では、そんな大切なことを学ぶ特別な授業が行われました
この授業では、視覚障害者の方々を想定した避難訓練が行われ、全校児童45人が参加しました
講師は木津川市防災リーダーの川﨑あきさん
彼女の指導のもと、児童たちは地震に関するクイズや煙からの逃げ方を学び、五つの体験プログラムに挑戦しました
特に注目すべきは、避難訓練で実施された「障害物コース」
講堂内に椅子や跳び箱、さらにはガラス片に見立てたプラスチックシートを設置し、実際の災害時の状況を再現しました
そこでは、児童や教員10人がアイマスクを着用し、視覚障害者役を務めました
その結果、残りの児童は手をつないで、障害物を避けながら安全な場所に誘導するという体験をしました
恐る恐る進む児童たちは、肩を組んだり、「ガラスがあるよ
気をつけて」と声をかけたりし、互いに助け合う姿が印象的でした
私たちが普段目にする世界は、視覚に頼っている部分が大きいです
しかし、視覚に障害を持つ方が同じ状況に置かれた場合、どれだけ大変なことかを知ることができました
これからも、こうした訓練が広がっていくことで、さらに多くの人々が安全に避難できるようになることを願っています
これが京都での新しい防災の形なのかもしれません
みんなで助け合い、暮らしやすい京都を一緒に作っていきましょう
「視覚障害者の避難支援」とは、目が見えない方が安全に避難できるようにサポートする活動のことです。例えば、視覚障害者の人は周りの情報を音や触覚で感じ取る必要があります。だから、避難時にも、周囲の状況を教えることが重要です。京都では、視覚障害者のためのガイドを行うボランティア活動もありますので、興味がある人はぜひ参加してみてください。みんなで助け合うことが、より良い社会を作る第一歩です。
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