穀田恵二氏が語る京都の政治と未来への思い

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穀田恵二氏が語る京都の政治と未来への思い

 2024年の衆議院選挙で立候補せず、政界を引退した穀田恵二さんが京都新聞社のインタビューに応じました

穀田さんは31年間にわたり京都1区の衆議院議員として活躍し、特に約27年間は共産党の国対委員長を務めました

彼の政治家としての長い道のりや、後進に伝えたい思いについて語りました

 穀田さんは1987年に京都市議選で初当選し、93年の衆院選では旧京都1区から立候補して当選しました

当時、党の前議員が引退したため、彼が急きょ出馬しました

「勝たなければならない」という重圧を感じたそうです

競争が多かったただ中で、彼は政治の大切さを実感しました

 特に95年には阪神大震災が発生し、その日、穀田さんは被災地へ向かいました

「現場では飯が食えない、暖房もない、家が壊れた、家族を失った人もいる」といった悲惨な状況を目の当たりにしました

これを受けて、政治の責任について深く考え、政府に必要な情報を伝え続け、国会でも質疑を行いました

この経験は日本の政治と市民運動において、大きな転機となったと振り返っています

 1996年から小選挙区制が導入された頃から、彼は京都1区で比例復活当選を9回も経験しました

国対委員長の役割についても、「与野党間の調整だけではない

法律を作るための努力、行政のチェック機能、国会運営の重要性を守ることが本来の仕事」と語りました

時には少数意見でも、大衆の意見を大切にし、必要な改革を求め続けることが重要です

 穀田さんは「国民の審判は自公政治ノーだった」と語り、今後の政治家へのアドバイスとして、誠実な公約の重要性を強調しました

近年の政治の中に「おもねって忖度する」風潮が広がっていることを指摘し、「政治家は憲法を基盤にすべき」と述べています

2025年は戦後80年を迎える年です

この節目で、過去の戦争や植民地支配、核兵器廃絶への挑戦が政治家の役割だと考えています

ピックアップ解説

阪神大震災については、日本の歴史において非常に重要な出来事です。この災害は1995年に発生し、多くの命が失われ、家屋が壊れるなどの悲劇を引き起こしました。この危機の中で、様々な支援活動が行われ、救助や復興のための取り組みが進みました。穀田さんのような政治家が動き始めたことは、日本の政治に変革をもたらしました。震災後、多くの法律や制度が見直され、より多くの人々が地震対策や災害に対する考え方を持つようになりました。災害対応のための政治の役割が重要であることを、穀田さんは強調したいのです。

キーワード解説

  • 政治とは?政治とは、国や地域の人々の意思を決定し、法律を作ることを指します。人々の生活に直接影響を与えるもので、とても重要な役割を持っています。
  • 衆議院とは?衆議院は、日本の国会の一部であり、国を代表する議員たちが集まって法律を決める場所です。選挙で選ばれた議員が、国民の声を政治に届けます。
  • 若手政治家とは?若手政治家とは、政治の世界で活動を始めたばかりの比較的若い年齢の政治家のことを指します。新しい視点やアイデアをもたらすことで、政治を活性化させる存在です。

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