上京区にオープンしたパレスチナ料理店の魅力と現実

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 京都市上京区に素晴らしいパレスチナ料理のお店がオープンしました!スパイスを巧みに使った料理は、オーナーのマンスール・スドゥキさんの母親から引き継がれたレシピたちです

料理を通じて、彼の故郷や、優しい人々の姿を少しでも感じられることでしょう

しかし同時に、イスラエルとの戦闘による悲しい現実もあるのです

 「はい、600円ね」と手際よく水を出すマンスールさんは、42歳

彼は2005年に来日しましたが、その時、街中に検問所がなかったり、武器を持った兵士が見当たらなかったことで、「この国には平和と自由がある」と驚いたそうです

 彼の料理店「Bisan(ビサン)」は、2011年に東京都でオープンしましたが、母であるジャミーラさんから教わった料理のスタイルを守っており、アレンジは一切しません

「そのまま日本に伝えたい」と語る彼の料理は、人々を魅了しています

 スドゥキさんは、ひよこ豆を使ったホンモスやファラフェルなど、多彩なスパイスを使った料理を用意しています

これらはピタパンと呼ばれる独特のパンと一緒に楽しむものです

彼の料理を食べたことがある、山科区の飯島健さん(44)は「世界の料理を試してきたけれど、スドゥキの料理は世界一だ」と絶賛しています

 新しくオープンした京都のお店は、2024年11月下旬です

常連客が多い関西での出店は、以前から考えていて、下町の雰囲気も非常に気に入っているとのこと

スドゥキさんは、「料理を楽しんで欲しい」と語り、パレスチナで信仰されるイスラム教の精神についても触れました

「アラブの人々は、困っている人を助けてくれる」と、その温かい心について知ってほしいという願いも込めています

 パレスチナの風景が立ち上がる料理を口にすると、現地で今何が起きているのかを考えさせられます

2023年10月から続くガザでの戦闘は終わりが見えず、深刻な人道危機も発生しています

「ここは人間の世界じゃない

多くの人が亡くなり、子どもたちが食べ物に困っている

早く攻撃をやめてほしい」と語った彼の言葉は、私たちに何を考えるべきかを教えてくれます

ピックアップ解説

ひよこ豆とは、主に中東料理で使われる豆で、特にファラフェルやホンモスに使われています。ひよこ豆は、タンパク質が豊富で健康にも良い食材です。日本では、まだまだその人気は低いですが、実は栄養価が高く、ダイエット中の方にもぴったりの食材なんです。ひよこ豆を使った料理は、簡単に作れるレシピも多く、最近では日本でも料理教室などが開かれ始めています。

キーワード解説

  • イスラム教は、アラブの人々が信仰する宗教で、平和を大切にします。信者は、助け合いを重んじ、人道的な行動を心がけています。
  • スパイスは、料理に独特の風味や香りを与えるための天然の素材です。料理の味を引き立て、より美味しくするために使われます。
  • ファラフェルは、中東の伝統的な料理で、ひよこ豆をつぶして揚げた丸いコロッケのような料理です。ピタパンとの相性も良く、多くの人に愛されています。

5月3日(土)

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