最近、盗撮が多発している駅のエスカレーターで、京都府警が特別な鏡を設置する取り組みを始めました
この鏡は、特に広い範囲を映すことができるように加工されているため、周囲の人が不審な動きにすぐに気付ける仕組みになっています
このような取り組みを通じて、盗撮に対する抑止効果が期待されています
実際、昨年の京都府内での盗撮事件の件数は342件で、前年よりも20件も増加しました
このうち、駅構内での被害が最も多く、114件と全体の約3割を占めています
特にエスカレーターや階段の段差を利用したケースが多いため、今回の鏡設置は非常に重要な対策になっています
過去に京阪七条駅で逮捕された男性は、後ろを向かれると盗撮しにくくなるという理由から、エスカレーターの横に鏡を設置したところ、その場所での盗撮被害は一切報告されなくなりました
これを踏まえて、府警は今月、京都市内の駅や学生が多く利用する新田辺駅など、計10駅に特殊加工した鏡を設置しました
この鏡は縦48.5センチ、横32.5センチのサイズで、カーブミラーのように広角に映ります
これにより、背後の人の動きが確認しやすくなるため、盗撮の抑止につながることが期待されています
この取り組みには、京都の防犯協会や医療法人社団「洛和会」が協力しており、各鉄道会社と連携して行動しています
また、府警はエスカレーターでは前後が見えるように斜めに立つことや、スマホやイヤホンの使用を控えることなども推奨しています
人身安全対策課は、「この鏡の効果を検証しながら、各事業者にも設置を促すアプローチをしていきたい」と述べています
「特殊鏡」とは、普通の鏡と違って特別な加工が施されていて広い範囲を映し出すことができる鏡のことです。この鏡を使うことで、後ろにいる人の動きをはっきりと見ることができるので、盗撮が起こりにくくなります。京都の駅でも、利用者が安心してエスカレーターを利用できるようにこのような工夫がされています。防犯の観点からも非常に重要な取り組みです。
- 盗撮とは、許可なく他人の姿を撮影する行為のことです。これはプライバシーを侵害する行為であり、法律によって罰せられます。
- 防犯とは、犯罪を未然に防ぐための対策や行動を指します。学校のセキュリティや地域の見回りなどが例です。
- エスカレーターとは、階段の代わりに人を運ぶための機械です。動くステップが特徴で、特に駅やショッピングセンターでよく見られます。
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