
今年のノーベル化学賞が発表され、なんと京都大学の特別教授、北川進さんが受賞しました!これは京都にとっても特別なニュースです
北川教授は、アメリカとオーストラリアの研究者と共に選ばれたとのことで、京大から2人目の受賞者という快挙です
みなさん、これを機に京都の研究の素晴らしさをもっと知ってほしいと思います
金属有機構造体の開発が受賞理由です
これは、天然ガスなどの気体を貯めることができる「多孔性材料」を作り出したことに起因します
この材料は、フルーツの鮮度を保ったり、危険なガスを安全に運ぶための技術に活用されています
また、大気中から二酸化炭素(CO2)を選んで回収することができる「夢の吸着剤」として、環境保護にも貢献できる可能性があるのです
北川教授は記者会見で「一般の人にもこの科学技術を知ってもらえる機会になればうれしい」と語りました
彼は京都市で育ち、小学校の文集には「天気を支配できる研究者になりたい」と書いていたそうです
京大工学部での学びを通じて、研究の自由な雰囲気に触れたことが、彼の成長につながりました
注目すべきなのは、北川教授の独自の研究スタイルです
「できるわけがない」と言われても、自身のアイデアにこだわり、多くの研究を論文として発表してきました
その姿勢が、彼の研究を加速させたのです
北川教授が強調するように、「面白いと思って突っ走ってしまい、うまくいかないこともあった」とのことですが、興味を持って新しいことにチャレンジすることが大切です
この精神こそが、多くの科学者に共通する「醍醐味(だいごみ)」なのです
京都からまた新しいイノベーションが生まれることを、私たちも応援していきましょう!
ノーベル化学賞とは、毎年化学の分野で特に優れた業績を上げた研究者に贈られる賞です。スウェーデンの科学アカデミーが選定し、その輝かしい受賞歴は長い歴史を持っています。受賞者は、研究の成果が人類社会に大きく貢献していることを示すもので、世界中で注目されます。京都からも多くの優れた研究者が誕生し、ノーベル賞を目指して日々研究に励んでいます。これによって、京都の地位もますます高まっていくことでしょう。
- 金属有機構造体とは、金属イオンと有機分子が結びついてできる材料のことです。これらの材料は微細な孔を持ち、気体や液体を効率よく貯蔵できます。特に、環境に優しい技術で注目されています。
- 多孔性材料とは、多くの小さな穴(孔)が空いている材料のことです。これにより、ガスや液体を貯めることができ、様々な産業で利用されています。特に、環境技術や医療分野で重要です。
- 自己組織化とは、分子が自らの力で秩序を持った構造を作る過程を指します。この現象は、ナノテクノロジーなどの分野で非常に重要とされています。科学者たちは、これを利用して新しい材料の開発を行っています。
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