与謝野町が高校生をアベリスツイスへ派遣する意義とは

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京都府与謝野町では、英国・ウェールズのアベリスツイスに派遣する高校生訪問団の結団式が行われました

この結団式は、同町の加悦庁舎で開催され、参加者たちが友好交流への意欲を語り合いました

実は、この取り組みは第2次世界大戦中にある出来事が発端となっています

戦時中、旧加悦町の鉱山でアベリスツイス出身の英国人捕虜が強制労働を強いられたことがあり、その中で亡くなった仲間のために1984年に慰霊碑が建立されました

この歴史的な背景をもとに、1992年から高校生の相互派遣が始まることになり、現在まで続いています

最近の新型コロナウイルスの影響で一時中断はあったものの、今年は再びこの交流が実現しました

今年、与謝野町から派遣される訪問団には、町内に住む高校1、2年生が6人選ばれています

彼らは11月3日から14日までの期間、現地の高校生やホストファミリーと交流し、文化施設の見学を行います

結団式では、長島雅彦教育長が生徒たちを激励し、宮津天橋高加悦谷学舎の2年生、奥村心美さん(17)が「歌うことが大好きなので音楽を通して交流したい」と意気込みを語っていました

ピックアップ解説

アベリスツイスの町は、英国・ウェールズにある小さな町です。ここは美しい自然と工業の町で知られています。鉱山が盛んな地域でもあり、第二次世界大戦中には多くの人々が労働を強いられていました。特に与謝野町との歴史的なつながりがあるため、今もなお交流が深まっています。例えば、毎年派遣される高校生たちは、友好を深めるためにこの町へ行き、現地の人々との文化や価値観を学ぶ貴重な経験を得ています。これにより、両地域の理解がより深まっていくのです。

キーワード解説

  • 捕虜とは、戦争中に敵国に捕らえられた兵士や軍人のことを指します。法律で保護されているため、人道的な扱いを受ける必要があります。
  • 強制労働とは、労働を強いられ、自分の意志ではなく強制的に働かされることを指します。戦争時には特に多く見られる現象です。
  • 友好交流とは、異なる文化や国と親交を深めるための活動のことです。お互いの理解を深め、友好関係を築くことを目的としています。

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