宮津市の海の民学舎、研修生不足に悩む現状と新たな取り組み

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宮津市の海の民学舎、研修生不足に悩む現状と新たな取り組み

京都府宮津市にある「海の民学舎」は、漁業者の育成を目的とした学校ですが、今年は研修生の確保に苦戦しています

特に、本年度の研修生はたったの1人だけという厳しい状況です

そのため、学舎ではPR活動を強化し、京都の新鮮な海の幸を皆さんの食卓に届ける新たな人材を募集しています

海の民学舎って何?

「海の民学舎」は、府や沿岸の市町、漁業団体が協力して2015年度から設立された学校です

最初の1年間では漁業に必要な知識や技術を学び、2年目には実際に漁業経営体での現地研修を受けます

毎年の定員は10人なのですが、今年は大津市から来た田口祥吾さん(37)だけなんです

田口さんの体験談

田口さんは「船に乗っていると心が落ち着いて楽しいです

将来的には漁家民宿を開きたいと思っています

」と話しています

漁家民宿とは、漁業を営みながら宿泊施設を運営することです

田口さんの夢が実現したら、京都の海の魅力を多くの人に伝える素敵な場所になることでしょう

研修生の減少について

研修生が減少している背景には、待遇の良い一般企業への就職が影響していると言われています

今年度は、府が漁業に興味のある人向けのインターンシップを拡充し、北部の高校へのPR活動も早めるなど、取り組んでいます

その結果がどうなるか、今後が楽しみです

京都の漁業の未来

京都府の最新の漁業就業者数は773人で、これは20年前の半分です

これからの漁業の未来に向けて、学舎の制度を使った人材育成が必要だと考えています

社会人経験者が個人漁を目指すケースも増えてきており、資格取得のサポートも充実しています

年度研修生人数就業者数
20231773
2003不明約1500

海の民学舎では、今後も新たな研修生を募集しています

気になる方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか

問い合わせは、府海のにぎわい企画課086-0904まで

ピックアップ解説

漁業とは、海で魚や貝を捕まえて生活するための職業です。日本の漁業は昔から重要な産業でしたが、近年は人口減少などの影響で厳しい状況にあります。京都においても若い人が少ないため、こうした育成校が注目されています。漁業を学ぶことで、新鮮な海の幸を手に入れられるだけでなく、地域活性にも繋がるのです。漁業の世界は、ただの仕事ではなく、自然との共生や地域文化を受け継いでいく重要な役割を果たしています。

キーワード解説

  • 漁業とは、魚や貝などの海の生物を捕って、食べたり販売したりする活動のことです。日本では、漁業は昔から重要な産業として人々の生活を支えてきました。
  • 宿泊施設とは、人々が一時的に滞在するための場所のことです。宿泊施設にはホテルや民宿、旅館などさまざまなタイプがあります。
  • インターンシップとは、学生や若者が実際の職場で働きながら学ぶプログラムのことです。職業理解やスキル獲得のために重要な経験です。

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