
京都で、保護猫の活動を支援するために新たに開発された捕獲器が注目を集めています
この捕獲器は「TORASUKE(トラスケ)」という名前で、猫に優しい設計が特徴です
保護猫の活動を行っている「ねこから目線株式会社」の代表、小池英梨子さんが、安全性を最優先に考えて開発しました
捕獲器は通常、猫を捕まえるために使われるものですが、従来のものは扉に挟まったり、かぎや危険な突起物があって、猫にとって危険なものでした
小池さんは、そのリスクを減らすために、バネを使わない開閉部や、安全装置を取り入れることにしました
捕獲器「TORASUKE」の開発
捕獲器「TORASUKE」は、金属加工が得意な新潟県の燕三条地方の職人たちとの協力によって完成しました
約2年の試行錯誤を経て、2023年に完成したこの捕獲器は、猫が安心して中に入ることができる設計になっていて、捕獲後も恐怖を与えない工夫がされています
例えば、中にいる猫は餌を食べ続けるほどの安心感を得ていて、周囲の猫にも警戒心を与えないそうです
保護活動との連携
小池さんは、保護猫活動だけでなく、自治体と連携して高齢者のペット飼育サポートなども行っています
また、京都市がスタートした避妊去勢手術の費用支援プロジェクトにも関わっています
こうした取り組みが、京都の地域猫問題を解決する大きな一歩として評価されています
まとめ
今後は、捕獲器の増産が予定されており、大きな猫や子猫用のモデルも展開される見込みです
「1匹でも多くの猫を救いたい」という小池さんの思いが、この新しい捕獲器に込められています
私たちもこのような取り組みを応援し、京都の猫たちを守っていきましょう!
捕獲器「TORASUKE」は、猫を守るために開発されました。この捕獲器は、猫が扉に挟まることを防ぎ、安心して入れる設計になっています。一般的な捕獲器は危険な突起物が多く、猫にとって怖いものでした。この新しい捕獲器があることで、保護猫の活動がさらに進展することが期待されています。これにより、猫たちが安全に保護され、多くの猫が新しい家族に迎えられる日が増えることでしょう。
- 猫とは、家庭で飼われることが多い哺乳類の一種であり、優れた嗅覚を持ち、遊び好きな性格が特徴です。
- 保護猫とは、飼い主がいない、または飼われることができない猫のことを指し、保護団体によって救出されることが多いです。
- TNRとは、Trap(捕獲)、Neuter(去勢)、Return(元の場所に戻す)の略で、野良猫の繁殖を防ぐための活動方法です。
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