
最近、京都府綾部市で素晴らしい体験学習が行われました
地元の小学生たちが自分たちで育てた稲から脱穀をするという、伝統的な農業を学ぶイベントです
この取り組みは、ただ単に米作りの体験をするだけではなく、私たちの食べ物がどのように作られているのか、またその過程の大切さを理解することを目的としています
今年、参加したのは西八田小学校の5年生13人です
彼らは、近隣の幼稚園児と一緒に地元の農家から田んぼを借りて、5月に田植えをしました
そして、今月9日には大切に育てたコシヒカリを収穫しました
このコシヒカリ、実はとっても人気のあるお米なんですよ
脱穀の準備が整った後、指導者である塩尻泰一さんから2種類の脱穀機の使い方を教わりました
一つは「千歯こき」、もう一つは「足踏み式」の脱穀機です
この2つの脱穀機は、それぞれ異なる仕組みで穂からもみを外します
千歯こきは、稲の根元を差し込んで引っ張ることで脱穀しますが、子どもたちはその作業をしながら何度も挑戦し、成功したときにはとても嬉しそうな表情を見せていました
一方、足踏み式脱穀機では、足でペダルを踏んでドラムを回転させるのですが、タイミングを合わせるのが難しくて、悪戦苦闘している様子がとても微笑ましかったです
児童たちは「昔の人の大変さがわかりました」と感想を述べていました
これは、まさに耕作の大変さを体感する貴重な機会です
塩尻さんは「現代の子どもたちは、体験を通じて学ぶことが減っているので、食べ物がどうやって作られているのかを知ってもらいたい」とお話しされていました
私たちも、その言葉に心を寄せたいですね
「コシヒカリ」について知っていますか?コシヒカリは、新潟県が発祥のお米ですが、京都でも非常に人気があります。その特徴は、粒が大きく、もちもちとした食感と甘みです。また、冷めても美味しいと評価されています。京都の伝統料理にもよく使われており、特に寿司や弁当によく合います。このようなお米育ての体験を通じて、子どもたちはその美味しさだけではなく、背後にある努力も理解することができるのではないでしょうか。
- 米とは、主に稲から収穫される穀物で、私たちの主食の一つです。特に和食では、米が欠かせない重要な食材です。
- 農業とは、植物や動物を育てて食料やその他の資源を生産する産業のことです。人間の生活に欠かせない基本的な活動の一つと言えます。
- 脱穀とは、収穫した穀物の穂から実を取り出す作業のことです。古くから行われてきたこの作業は、今でも重要とされています。
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