京都府内で進化する5歳児健診の取り組みについて

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最近、私たちの京都府で5歳児の健診がじわじわと広がってきています

この健診は、小学校に入る前の大事な時期に、子どもたちの発達の特性を見逃さないために始まったものです

実は、国は2028年度までに全国でこの健診を実施することを目指しており、各自治体もその準備を進めています

母子保護法によって、1歳半と3歳児の健診は義務づけられていますが、5歳児の健診は任意です

ただ、この年齢は発達の遅れが分かりやすくなってくる時期でもありますので、保護者としては非常に心配になることが多いのです

そのため、こども家庭庁は自治体に対して、5歳児健診の助成費用を引き上げることにしました

具体的には、子ども1人あたり3000円から5000円に増額されたんです

例えば、宇治市では、今年度から約1200人の子どもを対象に5歳児健診をスタートしました

この健診では、保護者に「しりとりができるか」や「じゃんけんの勝ち負けが分かるか」などの質問が書かれた調査票が送られ、スマートフォンで簡単に回答できるようになっています

もし具体的な悩みがあれば、保健師が電話で相談を受けたり、発達相談員が保育園で様子を見たり、さらには医療機関を紹介したりもしてくれます

また、八幡市でも7月から約380人を対象に集団健診を実施する計画があります

ここでも心理士が対面で問診を行うとのことです

早期発見ができることで、より良い支援につながることが期待されています

京都市でも、26年度中に8700人を対象にこの健診の実施が予定されています

このように、子どもたちの健診は、早期に支援が受けられるようにするためのとても重要なステップです

これにより、保護者の不安を軽くし、必要なサポートを受けられる環境を整えていきたいですね

ピックアップ解説

「5歳児健診」とは、子どもが小学校に入る前に実施される健康診断です。この時期は発達の特性が見えやすく、保護者としても心配が募りやすいころです。特に、しりとりやじゃんけんの理解は子どもの社会性や認知能力の一部を示す重要なポイントになります。早めの検査と支援が、将来的な困難を減らすための鍵となるのです。

キーワード解説

  • 発達特性とは、子ども一人ひとりの成長の仕方や能力の違いのことを指します。発達には個人差があり、早期発見によって必要な支援を行うことが重要です。
  • 母子保護法とは、母親とその子どもが安心して生活できるように、各種の支援やサービスを提供するための法律です。この法律によって、定期的な健康診断が義務づけられています。
  • 保健師とは、地域の健康を守る専門職です。健康診断や相談を通じて、地域住民への健康支援を行う重要な役割を持っています。

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