京丹後市の「藤まつり」で踊る丹後ちりめん小唄の魅力

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京丹後市の「藤まつり」で踊る丹後ちりめん小唄の魅力

京丹後市の網野町では、毎年恒例の「藤まつり」が開催され、地域の魅力を伝える素敵なイベントが行われています

祭りでは、真っ赤な着物を身にまとった踊り手が、みんなの前で「丹後ちりめん小唄」を披露しました

これには、地域の人々や外国から訪れた観光客も拍手を送るほどの盛り上がりがありました

この小唄は1935(昭和10)年にできたもので、踊りもその頃から生まれたと言われています

「丹後ちりめん小唄」は、「♪よいよい丹後のよいちりめん」という歌詞で親しまれています

この踊りは丹後ちりめんの特徴を活かしながら、天橋立などの美しい観光地をも表現する素敵な振り付けで成り立っています

また、艶やかな動きは、昔から座敷や宴会でも楽しまれており、地域の伝統芸能として大切に受け継がれています

じつは、ちりめん小唄踊り保存会は1965年に設立されて以来、地域の人々によって守られてきました

代表の糸井寛巳さん(71)によると、かつては「ちりめん祭り」に多くの子どもたちが参加していたものの、近年は少子化や新型コロナウイルスの影響で、踊り手が減少しているとのことです

現在、この踊りを受け継いでいるのは、地域の小中高生たちで、彼らは18日に開催される市総合文化祭「舞台芸能祭」に向けて、熱心に稽古を重ねています

最近、網野中学校の女子生徒(14)は、「踊りの後に地域の人から「良かったよ」と褒められると、とても嬉しくなります」と教えてくれました

また、丹後緑風高校の女子生徒(15)は、「この踊りは私の生活の一部で、着物を着ることが自然に感じられるようになりました」と笑顔で話してくれました

地域の魅力を表現し、未来へとつなげる大切な伝統を守る活動、ぜひ多くの人に知ってもらいたいですね

ピックアップ解説

「丹後ちりめん」とは、京都丹後地方で生産される高品質な絹織物のことです。特に優れた着心地と美しい光沢が特徴で、多くの着物に用いられています。その歴史は古く、江戸時代から続いており、今でも消費者に愛され続けています。また、丹後ちりめんを使った着物は、結婚式やお祭りなどの特別な日に着られることが多く、その美しい仕立てに人々は魅了されています。

キーワード解説

  • 丹後ちりめんとは、京都丹後地方で生産される絹織物で、滑らかな手触りと美しい光沢が特長です。優れた品質や色彩から、着物に最適です。
  • ちりめん小唄とは、丹後地方の伝統的な民謡の一つで、特に「丹後ちりめん」に関連すると言われており、踊りの伴奏として親しまれています。
  • 藤まつりとは、京丹後市で毎年開かれる伝統的な祭りで、地域の文化や風物詩を楽しむことができ、市民も参加するイベントです。

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