祇園での暴走事故から学ぶ交通安全とてんかんの理解

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京都市東山区の祇園で起きた悲惨な事故から、今年の4月12日で13年が経ちました

この事故では、暴走した軽ワゴン車が歩行者などをはね、19人が死傷するという痛ましい結果になりました

この事故は京都の皆さんに衝撃を与え、その後の交通安全対策にも大きな影響を与えることとなりました

事故のきっかけは、運転手が持病のてんかんの発作を起こし、意識がもうろうとしたまま暴走したというものでした

この事件を受けて、2014年には運転免許の取得や更新時に、てんかんなど運転に支障を及ぼす病状を申告することが義務化されました

その結果として、昨年、てんかんを理由にした運転免許の取り消しや停止が4671件に達し、これは2014年の約3倍となっています

京都府内では92件が該当しました

てんかんは神経系の病気で、発作が起こると意識を失ったり、けいれんが起きたりします

専門家は、事故を根絶するためには病気に対する社会の理解を進めることが重要であると考えています

京都大学の池田昭夫教授は、「代替の交通手段がない患者がいるため、その人たちが事故を起こすリスクが高まる」と指摘しています

現在、京都府内では行政や医療機関、警察が一体となり、啓発活動に力を入れています

患者が発作を治療することで運転が可能になる場合もあるので、病気についての正しい理解が深まることが、交通安全に結びつくと考えられています

ピックアップ解説

てんかんとは、脳に異常があり、突然発作が起こる病気です。発作中は意識がなくなったり、体がけいれんしたりします。この病気は急に発症するため、運転する際には注意が必要です。しかし、適切な治療を受けることで、発作を抑えることができる場合も多いため、早期の受診が重要です。特に、京都のような公共交通が少ない場所では、適切な理解とサポートが求められます。

キーワード解説

  • てんかんとは?脳の異常によって起こる病気で、突然発作が起きることがあります。これが原因で意識を失ったり、けいれんが起こることがあります。
  • 交通安全とは?交通事故を防ぐための取り組みや考え方のことです。ルールを守ることで、みんなが安全に移動できるようにしましょう。
  • 啓発活動とは?特定の問題について多くの人に知識を広めるための活動です。例えば、病気に関する理解を深めるために行われます。

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