
京都の街では春が訪れ、桜の花が咲き誇る中、カラスの巣作りが始まっています
この時期、特にカラスが電柱に巣を作ることで停電のリスクが高まるため、電力会社が積極的に対策を行っています
それに伴い、関西電力送配電が京都府内の電柱を巡回し、巣の撤去作業を進めています
カラスは毎年3月から4月にかけて、木の枝やゴミを集めて巣を作り始めます
電柱に巣を作られると、電線に触れてショート(短絡)を引き起こし、最悪の場合には停電という大きな事故を引き起こすことがあります
このため、毎年6月ごろまで、電力会社は慎重に巣をパトロールしています
最近、福知山市では作業員が特殊な服を着て、高所作業車を使ってカラスの巣を撤去していました
作業は30分ほどかけて、慎重に行われました
また昨年度(令和6年度)には、京都府内で約1100個の巣が撤去され、その中で9件もの停電が実際に発生しています
今年も福知山市では、時には1日に5~6か所で撤去作業が進められています
関西電力送配電福知山配電営業所の小山田和久さんは、「停電を防ぐために、やむを得ず巣を撤去しています
巣を見つけた場合は、ぜひすぐにご連絡いただきたい」と呼びかけています
もし電柱のカラスの巣に気づいたら、専用の電話0800-777-3081または公式Webサイトから連絡してほしいとのことです
カラスは知能が高く、特に都市部での生活に適応しています。電柱に巣を作る理由は、捕食者から身を守るためと、電柱の高さが安全を提供するためです。また、彼らは仲間のために新しい巣を作るとき、すぐ近くの安全な場所を選びます。このような行動は、カラスが生き残るための知恵と適応能力の証です。
- カラスは、特に知能が高いことで知られる鳥で、種によっては都会でもよく見かけます。その知能を活かして道具を使うこともあり、また農作物を食べることもあります。
- 停電とは、電気の供給が一時的に止まることです。様々な理由で起こり得ますが、特に電線や機器の故障が原因になることが多いです。
- ショートとは、電流が本来の流れるべき経路を逸れて直接伝導する状態のことを指します。これにより、火災や故障が引き起こされる可能性があります。
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