亀岡市の交通事故から13年、心の傷が癒えない日々

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亀岡市の交通事故から13年、心の傷が癒えない日々

2025年4月23日、京都府亀岡市で起きた集団登校中の児童に対する交通事故から13年が経ちました

この事故では、無免許運転の車が突っ込み、3人の命が失われ、7人が重軽傷を負うという痛ましい結果となりました

事故の影響を受けた中江美則さん(61)は、亡き娘・松村幸姫さん(当時26歳)を思いながら、毎年この日を迎えています

彼女は昨年、別の交通事故の後遺症に苦しむ姉を看取った際に、「姉にはさよならを言えたけど、幸姫にはできひんかった」と語りました

この事故は、その衝撃的な瞬間や悲しみが、中江さんにとって心の奥深くに残り続けています

「待ってくれ、行かんといてくれ」と叫びながら、長女の遺体が入ったひつぎの前で泣き崩れる姿は、今でも脳裏に焼き付いていることでしょう

事故の背後にある深い悲しみ

中江さんは、約40年前に姉の事故を抱えていました

その際、彼女は記憶力の低下や身体的な後遺症に苦しみつつも、家族との絆を大切にしくれました

しかし今回の幸姫さんの死は、姉とは比べものにならないほどの痛みで、中江さんの心に深い傷を残しました

また、姉と母としての愛情は、交通事故という運命によって、切り裂かれる結果となりました

「なんで私だけがしんどい思いをしなあかんの」と嘆く日々の中でも、幸姫さんの死に心を痛めていた姉の存在を思うとともに、伯母と甥の関係も非常に心に響くものです

心の重荷と向き合う日々

「苦しいなか、生き続けてくれてありがとう」と姉に伝えた中江さんですが、幸姫さんとの別れを受け入れることは容易ではありません

心身の限界を感じ、医師から抗うつ剤を処方された中江さん

しかし、この思いを胸に秘め、亡き娘のためにも、何かできることはあると考えるようです

今年もまた、重苦しい4月がやってきました

23日は、亡き娘と赤ん坊、そして同じく亡くなった2人の児童のために事故をなくすことを願い、声を上げる意義を再認識する日となっています

「ありがたいと考えなしゃあない」

このような災厄から、命を守るために私たちも積極的に考えて行動していく必要があります

ピックアップ解説

交通事故は、無免許運転や飲酒運転によるものが多く見られます。例えば、無免許運転とは、運転するための許可がない状態で運転することを指します。このような運転は、自分だけでなく、周りの人々の命を危険にさらしてしまうことになり、厳重に法律で取り締まられています。無免許運転を無くすためには、社会全体での意識向上が大切です。

キーワード解説

  • 交通事故とは、車両などの移動手段が関与する事故のことを指します。事故は時に小さな衝突から、大きな被害をもたらすものまで様々です。
  • 無免許運転とは、運転免許を持っていない人が運転することを言います。この行為は法律で禁止されており、発覚した場合には厳しい罰則があります。
  • 抗うつ剤とは、うつ病や不安障害などの精神的な疾患の治療に用いられる薬のことです。これにより、気分を安定させる効果がありますが、医師の指示のもとで使用されるべきです。

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