京都府知事の給与が20年変わらぬ理由とは

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最近、京都府知事の給与が20年近く変わらないという話題が浮上しています

他の都道府県では、知事の給与が引き上げられている中で、京都府の西脇隆俊知事はこの流れに反して自らの給与を据え置く意向を示しています

この背景には、京都府の財政課題や地域経済の現状が影響しています

知らない人も多いかもしれませんが、詳しく見ていきましょう

京都府知事の給与の現状

京都府知事の給与は、条例によって定められていますが、2006年4月から一切の変更がありません

当時の知事、山田啓二氏が特別職報酬等審議会の意見を受けて、知事の給与を139万円から129万2千円に引き下げたことが始まりです

その後、一般職の給与も全体的に低迷しており、知事の給与も見直されることがありませんでした

現在の西脇知事が2018年に就任してからも、この状況は変わることがなかったのです

全国の知事の給与状況

全国的には、最近になって民間企業の業績回復や物価の高騰を理由に、知事や一般職の給与が引き上げられる動きが見られます

滋賀県の知事は自らの給与を昇給させるために審議会に諮問するなど、他県では改革の動きがある中で、京都府は依然として据え置きのままなのです

財政難が背景に

このような状況の背景には京都府の財政難があります

実質公債費比率(借金返済の負担度を示す指標)は、47都道府県中で3番目に悪くなっています

このため、西脇知事は現在の経済状況では、「引き上げを検討する時期にない」と断言しています

知事の年収はどのくらい?

さて、西脇知事の月給は129万2千円ですが、実際には8%のカットが続いているため、実際の収入は118万9千円ということになります

年収で見ると、特別手当などを含めると2392万7千円で全国で10位となります

しかし、実際の手取りは2201万3千円で16位となっており、地域手当の割合が高いのが特徴です

順位都道府県年収退職手当
1位神奈川県2724万8千円4176万円
8位京都府2392万7千円3845万円

近年、知事本人が退職手当を減額する動きはありますが、京都府の退職手当は全国的に見ると高額です

公選の知事に退職金を支給しないという動きも見られていますが、京都府では現在も支給されています

ピックアップ解説

知事の公務には多くの責任が伴いますが、給与の問題もその一つです。例えば、京都府知事の給与は1990年代から据え置かれていますが、年々変化しているのは全国の知事の給与です。この背景にはそれぞれの都道府県の財政状況が関わっていて、経済が厳しいときほど知事が給与を変えにくい事情があります。京都という地域の特性も影響しており、地域ごとの課題を理解することが重要です。

キーワード解説

  • 若者とは、一般的にはおおよそ15歳から34歳の間にある人々を指し、特に社会的な意識や活動において重要な役割を果たしています。
  • 府民とは、特定の府に住む人々を指しています。京都府民は、日本の文化や歴史が息づく街に住んでおり、地域の発展にともに力を入れています。
  • 条例とは、特定の自治体が制定するルールや法律のことを指します。京都市や京都府の条例は、その地域の住民に直接影響を与え、地域の発展に寄与しています。

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