
最近、京都市南区の下鳥羽公園球技場では、50歳以上の選手による熱いサッカー大会が開催されました
この大会は、シニア世代、つまり40歳以上の選手たちが生涯現役を貫くことを掲げる場になっています
全国大会が行われることがきっかけで、シニア世代の選手が増えており、特に京都でも盛り上がりを見せています
大会を主催したのは、京都フットボール連盟の上羽悦夫さん
「かつては現役引退後はサッカーも終わりと考えられていたが、今は生涯スポーツとして楽しむ時代です」とコメントしています
高齢化社会が進む中、シニア世代のサッカー環境が充実し、ますます多くの人がその魅力に引き寄せられています
さて、今回の大会では、岡崎中学校のサッカー部OBを主体とするチーム「ダディーズ50」が活躍しました
このチームは2012年に発足し、現在はおよそ60人のメンバーがいます
初めてチームを作ったときは4~5人しかいなかったとのことですが、次第に仲間が増え、今では週末に楽しむ仲間となっています
総監督の岩本尚之さんは「強いだけでなく、楽しくサッカーをやろう」と語り、スローガンにも「強くてかっこよくて楽しい」を掲げています
「ダディーズ50」の絆は深く、昨年9月にDF選手の藤井基伸選手が意識を失った際、チームメイトが迅速に救急措置を行い、一命を取りとめました
京都市消防局からは感謝状も送られるなど、選手同士の信頼関係が問われる場面もありました
残念ながらダディーズ50は準決勝で敗れましたが、藤井選手は「締めくくりとしてナイスゲームでした!」と言い、チームメイトへの「死ぬまでみんなでサッカーやろう!」という熱いメッセージが印象的でした
次の決勝戦では、「ダディーズ50」を破ったFC47ユナイテッドが優勝し、沖縄での全国大会を目指すとのこと
このように京都でのシニア世代の活躍は、地域を盛り上げる素晴らしい力になっています
「ダディーズ50」というチーム名には、シニア世代のサッカー選手たちが、自分たちの年齢を誇りに思い、楽しくプレイするという思いが込められています。特に京都は、古い町並みだけでなく、世代を超えた地域の絆を深める文化が根付いており、サッカーもその一環といえるでしょう。多くの人々が参加することで、シニア選手たちの活躍を見られる機会が増え、地域全体が元気に盛り上がっています。
- シニアサッカーとは、主に40歳以上の選手が参加するサッカーのことです。今年齢制限があることで、年配の方も楽しむことができ、仲間との絆を深めやすいです。
- フットサルとは、室内で行う5人制のサッカーのことを指します。ボールを扱う技術が求められ、選手たちはより早い判断力が必要です。
- AEDとは、自動体外式除細動器のことで、心停止などの際に心臓の動きを復活させるための医療機器です。一般の人でも使用できるため、最近では公共の場に設置されることが増えています。
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