
来る16日、京都市下京区にある京都経済センターで、子供たちの企画力や発想力を広める素晴らしいイベントが行われました
それは、京都府内の小中学生による起業アイデアコンテスト「Kyotoアントレプレナーチャレンジ」の成果発表会です
このコンテストは、地域や社会の課題を解決するために、子供たちが自ら考想した事業を発表する機会を提供しています
今年で5回目を迎えるこのコンテストには、なんと29件の応募があり、その中から6件が事業として採択されました
特に注目されたのは、醍醐小学校(伏見区)4年生のチームです
彼らは身近な里山の「獣害対策」として放置竹林の整備に取り組みました
のこぎりで竹を伐採し、それをおもちゃや箸に加工することで有効活用しようとする試みは、地域の環境にも大きく貢献できるものでした
最優秀賞には、府知事賞が与えられたのは、石清水八幡宮(八幡市)のバリアフリー化を提案した男山第3中学校1年生の小松原奏空(そら)さんと峻空(たから)さん(ともに13歳)
彼らは、介助者や利用者への聞き取り調査を行い、車いすを持ち上げる方法をイラスト付きで説明したパンフレットを作成しました
そして、同八幡宮にこのパンフレットを設置することを提案し、さらにホームページでも公開することで広く活用を呼びかけました
2人は「大人との交渉はとても苦労したけれど、多くの場所でバリアフリーが進んでほしい」と語りました
また、大賞に選ばれたのは、右京区の京都先端科学大学付属中学校のチームで、すぐき(漬物)の魅力を広める事業を行いました
すぐきは、京都の伝統的な漬物の一つで、地域の特色を活かした取り組みとして高く評価されました
このような取り組みを通じて、子供たちが未来の京都を支えるリーダーに成長していく姿を、私たちも応援していきたいですね
「すぐき」とは、京都の伝統的な漬物です。主に大根を使って作られるこの漬物は、古くから京都の食文化に根付いています。すぐきは、その独特な風味とパリっとした食感が特徴で、お酒のおつまみやご飯のお供として人気があります。また、すぐきの生産は地元の農家によって受け継がれ、地域振興にも寄与しています。子供たちの発表には、すぐきの魅力を広める事業が選ばれ、地域を愛する心や伝統を大切にしたい気持ちが込められています。
- 漬物とは、野菜や魚、肉を塩や酢などで漬け込んで保存食を作る日本の伝統的な料理のことです。
- バリアフリーとは、身体に障がいがある人や高齢者が、社会の中で生活しやすくするための取り組みや設計のことを指します。
- NPOとは、非営利団体を意味し、利益を追求せずに社会貢献活動を行う組織のことを指します。
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