京都に素晴らしいニュースが届きました!なんと、スペイン・バルセロナの世界遺産「サグラダ・ファミリア教会」に10年間展示されていた「歌う天使たち」の石こう像が、京都市立芸術大学に贈られました
この像は、京都市立芸術大学の卒業生であり、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家として活躍する外尾悦郎さんによって制作されたものです
外尾さんは、母校が新しい京都駅東エリアに移転することを機に、「この特別な石こう像を母校に贈りたい」と大学に申し出ました
それに対して、大学側も快く了承し、この素晴らしい贈り物が実現したのです
大学では、設置費用を賄うために、昨年10月からクラウドファンディングや寄付金を募りました
その結果、約3200万円もの資金が集まりました
そして、19日に行われた披露式には大学関係者が集まり、設置工事が無事に完了したことを祝いました
9体の石こう像は、イエスの誕生を祝う天使たちのしぐさや表情を見事に表現しています
このような国際的なアート作品が京都にあることは、地元の人々にも大きな誇りとなることでしょう
京都市立芸術大学の赤松玉女学長は、「この作品はスペインで生まれたものですが、それを造った外尾さんが京都市立芸大の先輩であるという縁が、さらに広がっていくことを願っています」と語りました
これらの石こう像は、大学キャンパス内の笠原記念アンサンブルホールの外壁に常設されており、市民も気軽に鑑賞できるそうです
ぜひ、みなさんもこの美しいアートを見に行ってみてください!
石こう像は、芸術作品を作るために使われる紙粘土の一種で、制作過程で比較的簡単に造形が行えます。多くのアーティストが像や彫刻を作る際に利用します。特に、細かいディテールを再現しやすいので、非常に人気があります。今回の天使たちも、外尾さんの技術によって細やかな表現がなされています。これらの像が持つ背景や意味を知ることで、さらに鑑賞の楽しみが増えます。
- サグラダ・ファミリアは、バルセロナにある有名な教会で、建設が1882年から始まりました。未完成ながら、美しいデザインが世界中から多くの観光客を惹きつけています。
- 外尾悦郎さんは、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家であり、京都市立芸術大学の卒業生です。彼の作品は、細部にわたり精緻な表現が特徴で、国際的に評価されています。
- クラウドファンディングとは、多くの人から少しずつお金を集めて特定のプロジェクトを実現する方法です。最近では、芸術作品の資金調達にも広く利用されています。
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