
京丹後市にある網野町では、自然の恵みを生かした塩作りが行われています
まきを燃やした火で海水を焚き上げ、その結果できるのが美しい結晶の塩です
この塩は、ひとつひとつ丁寧に作られており、雑味を取り除くために慎重な手作業が求められます
この塩職人、三味寛弥さんは、都会の吹田市で育ちましたが、自然への憧れから様々な冒険を経て、現在の職業に至りました
彼の経験は、学生時代の自転車ツーリングから始まり、全国紙の記者としての刺激的な日々を経て、地元の猟友会に参加することに至りました
独特の視点を持つ彼は、狩猟の場で出会った人たちとの交流を通じて、自然と向き合う生き方に感化されました
そして、2022年には塩職人としての道を歩むことに決めたのです
「塩を作ることは、猟師として自然に向き合う感覚と共通しています」と語る三味さん
その言葉の裏には、彼自身の豊かな経験が詰まっています
彼の夢は、京丹後市が「塩工房の煙突が立ち並ぶ町」になることです
この地域の特産品である塩を通じて、京丹後をもっと盛り上げていく考えなのです
これからも、彼の活動に注目です
ピックアップ解説
塩作りは、ただの調味料を作る作業ではなく、地域の文化そのものです。京丹後市では、海水を原料に、おいしい塩を作るために特別な方法が用いられています。この塩は、料理に使用されるだけでなく、健康にも良い影響を与えると言われています。例えば、塩にはミネラルが豊富に含まれており、体の調子を整える助けになります。京丹後の塩を使ったお料理は、地域の味を楽しむ一つの方法なのです。
キーワード解説
- 塩職人とは、海水を原料に塩を製造する専門家のことです。技術や知識が求められる職業で、地域の特産品を育てる重要な役割があります。
- 猟師とは、動物を狩ることで、生計を立てる職業のことです。狩猟を通じて自然と向き合い、食材の確保や生態系の保全に貢献する重要な役割を担っています。
- 自然とは、動植物や地形、気象など、人間の手が加わっていない環境のことです。地域の文化や生活に深く影響を与える存在です。
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