祇園地域で導入された新しいスマートごみ箱の効果とは?

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観光客が多く訪れる京都市東山区の祇園地域では、街の美化を目指して新たな取り組みが始まりました

最近、市が設置した全てのごみ箱が新しい「スマートごみ箱」に生まれ変わりました

このごみ箱は、通常の約5倍のごみを収納できる圧縮機能と、リアルタイムでごみの量を監視できる通信機能を持っています

これにより、散乱が防げると期待されています

この取り組みは、昨春にごみ散乱が問題視されたことがきっかけでした

当時、ある方が投稿した写真には、ごみ箱周辺に散乱したごみが映っていました

この投稿を見た人々からは「悲しい」「もっときちんと管理してほしい」といった声が上がりました

そのため、京都市は祇園祭や観光シーズンにはごみ収集を増やすなどの対策を講じてきました

スマートごみ箱は、一定量のごみがたまるとセンサーが反応し、自動で圧縮を行います

これにより、管理者はリアルタイムでごみの状態を把握し、散乱が起こる前に収集することが可能です

また、ふたが付いているため、カラスなどの動物があさることも防げます

現在、東山区には7カ所のスマートごみ箱が設置されています

中でも八坂神社近くの2カ所は、昨年にスマートごみ箱に替えられ、散乱が減少したという結果が出ています

また、埼玉県の企業から寄付を受ける提案もあり、四条通や東大路通沿いの別の5カ所もスマートごみ箱に替えられることが決まりました

このような取り組みに対して、松井孝治市長を始めとする地元の方々も賛同しており、地域を一緒になってきれいにしようと努力しています

市のまち美化推進課は、「昨春以降、大きな散乱は発生していなかったが、スマートごみ箱の設置でさらに改善されることを期待している

今後も地域や事業者と連携し、美しい京都を守っていきたい」と述べています

ピックアップ解説

スマートごみ箱は、溜まったごみを自動で圧縮する機能を持っています。この技術により、通常の5倍のごみを収納でき、管理が効率化されます。また、カラスがごみを散らかすのを防ぐふたがついているため、清潔感が保たれます。最近の技術進歩は、私たちの生活をより快適にしてくれますね。

キーワード解説

  • ごみとは、日常生活で発生する不要な物や廃棄物のことを指します。生活のあらゆる場面で発生し、きちんと処理することが求められます。
  • 地域美化とは、街や公園などの公共の場所をきれいに保つ活動のことです。地域の住民や行政が協力して、清掃活動やごみの分別、植樹などを行います。
  • 観光地とは、多くの人々が観光目的で訪れる場所のことです。京都には多くの歴史的な建物や自然があり、観光客を魅了しています。

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