災害時に備える京都の大学生たちの取り組み

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災害時に備える京都の大学生たちの取り組み

災害はいつ起こるかわからないものですが、特に高齢者の方々が安心して暮らすためには、しっかりとした準備が必要です

そんな中、京都市内の大学生たちが素晴らしい取り組みを行いました

彼女たちは、災害時に高齢者が栄養をしっかりと取れるようにと、管理栄養士を目指しています



この春、京都光華女子大学の2年生たちは、過去の能登半島地震の教訓を元に、「高齢者を守るためのリーフレット」を作成しました

このリーフレットでは、特に高齢者が避難所で苦労する食事面について詳しく解説しています

災害が発生すると、乾パンなどの非常食が一般的ですが、これが高齢者には硬くて食べづらいことがあるんです



リーフレットには、京都市の災害時における75歳以上の高齢者の人数と、そのための食料の備蓄状況がわかりやすくまとめられていました

実は約24万8000人の高齢者に対して、非常食として準備されているおかゆの数は約6万7000食ほどしかないそうです

さらに、たんぱく質やビタミンが不足しないよう、ツナ缶や切り干し大根などの食材も必要ということが紹介されています



今月13日には、学生たちが地元の老人クラブに足を運び、リーフレットを配布しました

そこで、災害時にも簡単に使える「ポリ袋レシピ」も紹介して、高齢者の皆さんが自分で栄養を確保できるように呼びかけていました

右京区老人クラブ連合会の藤川会長は、「非常食について考える良い機会になりました

各家庭での備えを見直すことが重要です」とおっしゃいました



学生の一人、今村友さんは、「少しでも高齢者の不安が取り除ければと思い、努力しました

自分の身を守ることと同じように、自分の栄養もしっかりと守ってもらいたいです」と心を込めて語っていました

ピックアップ解説

リーフレットに登場する「ポリ袋レシピ」とは、耐熱性のポリ袋を使った簡単な調理法です。災害時には、火が使えない場合でも、この方法なら食事を作ることができます。食材をポリ袋に入れ、熱湯を注いでしばらく置くだけで、煮込んだ料理が楽しめるんですよ。これなら高齢者でも簡単にでき、栄養をしっかり取ることができるので、とても助かるんです。

キーワード解説

  • 非常食とは、災害時や緊急時に備えて用意する食料のことです。長期間保存でき、調理が簡単で栄養が取れるものが多いです。
  • 管理栄養士とは、食事に関する専門家で、栄養バランスの良い食事を提案したり、健康管理をサポートする仕事をしています。
  • 高齢者とは、一般的に65歳以上の人を指します。特に災害時には慎重に扱うべき大切な存在です。

4月26日(土)

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