
京都市にある大学の学生たちが、木津川市の活性化のための発表会を行いました
木津川市は、2024年度から若者の視点を取り入れた街の活性化を進めるため、京都産業大学と連携して調査や研究に取り組んでいます
発表会には約30人の大学生が参加し、10日に木津川市役所で谷口雄一市長や地域の関係者の前で1年間の成果を発表しました
学生たちは4つのグループに分かれ、合計8つの活性化策を提案しました
特に、南加茂台地域についての発表では、65歳以上の高齢者が住民の過半数を占めているにもかかわらず、路線バスなどの公共交通機関が不足していることが指摘されました
今後、高齢者が増えるとさらに一部の住民が孤立する可能性があるため、市や企業、地域住民が協力して一般のドライバーが自分の車を使って客を運ぶ「ライドシェア」を導入することを提案しました
また、観光客を増やすために宿泊施設が不足していることから、地域に空き家を改修してホテルにする案も示されました
発表後は質疑応答の時間も設けられ、参加者は活発に意見を交わしました
3年生の冨安和輝さんは、「学生目線でどういったことが提案できるかを考えました
魅力ある木津川をみんなに知ってもらい、訪れてほしいです」とコメントしました
「ライドシェア」という言葉を聞いたことがありますか?これは、一般のドライバーが自分の車を使って他の人を運ぶサービスのことです。最近では、高齢者や公共交通機関が不便な地域で特に注目されています。木津川市のような地域では、利用することで住民の皆さんの移動が便利になり、孤立化を防ぐ手助けにもなります。このような新しい移動手段が広がることで、地域全体の活性化にもつながるのです。
- 活性化とは、地域や団体の活動を盛んにし、経済や文化を再生させることを指します。
- 観光とは、他の地域や国へ訪れて観光名所や文化を楽しむことです。京都もその魅力から多くの観光客が訪れます。
- 空き家とは、住む人がいない家のことで、地域の問題や観光資源としても再利用されることがあります。
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