
夏休みになると、学校の給食がなくなり、家庭の負担が増えてしまいます
そんな中、京都市のNPO法人が行っている支援活動が注目を集めています
この団体は、経済的に困っている子育て世帯に無償で食品を提供する取り組みを行っており、特に夏休みの時期に力を入れています
この活動は8年前から続いており、京都市伏見区にあるNPO法人が中心となって実施しています
7月19日には、宇治市にある倉庫でボランティアが集まり、約100人を超える人々が食品を箱に詰める作業を行いました
提供される食品は、1世帯あたり約17キロ分で、即席麺やお菓子は、府内の企業からの寄付があり、コメは政府の備蓄米の中から選ばれています
これらはフードバンクや子ども食堂に配布されるものです
今年の募集には1200世帯を予定していたものの、実際には約1400世帯からの申し込みがあり、物価高の影響を受けていることがわかりました
NPO法人「セカンドハーベスト京都」の澤田政明理事長は、こう話しています
「夏休みに入ると給食がなくなるため、子どもたちが栄養不足になるかもしれないと考え、見過ごすわけにはいかない
この取り組みを続けて、支援を必要としているすべての世帯に食品を届けたい」と
ピックアップ解説
「フードバンク」とは、食べ物を必要としている人々に支援するために、食品を集める組織のことです。日本でも徐々に重要性が増しており、困っている家庭に届ける活動が広がっています。京都でもフードバンクが活躍しており、地域の人々が協力しています。こうした取り組みは、食の大切さを再認識させてくれます。
キーワード解説
- セカンドハーベスト京都とは、食品支援事業を行うNPO法人で、フードバンクと呼ばれる活動をしています。地域の企業から寄付を受けて、困っている人々に食品を配布しています。
- 子ども食堂とは、子どもたちに栄養のある食事を提供する場所です。地域の協力を得て、経済的に困難な家庭の子どもたちに食事を届けています。
- ボランティア活動とは、自分の意思で無償で行う社会貢献のことです。地域のイベントや支援活動に参加し、人々を助ける取り組みが増えています。
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