京都市の中心部で毎年行われる日本三大祭りの一つ、祇園祭の前祭(さきまつり)が2025年7月17日に開催されました
この日はあいにくの雨模様でしたが、雨をものともせず、特製の懸装品(けそうひん)で装飾された23基の巨大な山鉾が、祇園囃子(ばやし)のリズムに乗ってご覧の通りでゆったりと進んでいく様子は、見物客の心をつかみました
午前10時時点では、各山鉾の「辻回し」(町の交差点での回転)も順調でしたが、朝から続く雨の影響で、京都市役所前の有料観覧席は空席が目立つ状況でした
これが観光客にとって少し残念な部分ではありましたが、京都の伝統行事がこうして行われること自体が、地元の人々にも感動を与えました
祇園祭は八坂神社の祭典で、疫病退散を祈る意味が込められています
次の24日には後祭の山鉾巡行も予定されていますが、こちらは別の11基が前祭とは逆のルートを通ります
それぞれの山鉾には文様や歴史が詰まっており、見るたびに新しい発見がありますね
ピックアップ解説
祇園祭の山鉾は、京都の伝統的な祭りの中で非常に重要とされています。これらの山鉾はその土地の守り神を表し、疫病退散の願いを込めて作られています。山鉾には豪華な装飾が施され、何世代にもわたって受け継がれてきた技術が見え隠れします。毎年、この祭りによって町が活気づき、京都の文化を再確認する機会となっています。
前の記事: « 京都府が戦没者追悼式を開催 – 平和を願う心を込めて
次の記事: 祇園祭の山鉾巡行、雨の中で迫力を見せる京都の夏 »
新着記事