伏見区醍醐小で開催された拉致問題講演会の模様

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伏見区醍醐小で開催された拉致問題講演会の模様

京都市伏見区の醍醐小学校で、4月10日に北朝鮮による拉致問題に関する講演会が開催されました

今回の講演会には、1977年に拉致された横田めぐみさんの中学校時代の同級生である池田正樹さんが登壇しました

池田さんは、自身の思い出を共有しながら、一日も早いめぐみさんの帰国を願って、会場に集まった約120人に訴えかけました

「給食のときにみんなを笑わせてくれた」とのエピソードを交え、めぐみさんの明るく優しい人柄を振り返った池田さん

講演では、彼女の家族が48年間続けてきた奮闘を写真や映像とともに紹介し、「早紀江お母さんが元気なうちに、めぐみさんに会わせたい」と感情をこらえながら訴えました

参加者からは、「私たちができることは何か?」という質問が上がると、池田さんは「街頭での署名活動や情報収集に参加してみてほしい」と呼びかけました

また、京田辺市の郷土史家と音楽家が作った歌「日本のみんなが待ってます」の披露もあり、多くの人がその歌声に耳を傾けました

最後には、池田さんが京都市出身の早紀江さんと電話をつなぎました

彼女は「醍醐と聞くと綺麗な桜を思い出します」と語り、高齢になってもなお、「日本の子どもたちが二度と同じ思いをしないように闘い続ける」と決意を新たにしました

この講演会は、醍醐学区社会福祉協議会の主催で、多くの地元住民や京都市内外の人々が参加し、拉致問題への理解を深める貴重な機会となりました

ピックアップ解説

横田めぐみさんは1977年、当時13歳で北朝鮮に拉致されました。彼女の家庭は、彼女が帰国するまで48年間も事情を知ることなく苦しんできました。この出来事は、今でも多くの日本人にとって衝撃的な記憶として残っています。そして、なお訴え続けられる拉致問題は、私たち一人一人が考えなければならない重要なテーマとなっています。時には歴史を振り返り、真実を知ることが、私たちの未来への道しるべになります。

キーワード解説

  • 拉致とは、特定の人が無理やり捕まえられることです。特に、北朝鮮による日本人の拉致問題は、私たちの歴史において非常に深い傷を残しています。
  • 署名活動とは、多くの人に賛同してもらうために、特定の問題に対して署名を集めることです。この活動は、多くの人の意見を社会に伝える手段となります。
  • 社会福祉とは、社会の中で弱い立場にある人を助ける仕事や活動のことを言います。地域での支え合いを通じて、みんなが暮らしやすい社会を作ることを目指しています。

5月10日(土)

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