
今年の春、京都から始まった熱い空手の戦いが、兵庫県で盛大に繰り広げられました
4月29日、関西学生空手道個人選手権が開催され、京都から出場した選手たちがその名を轟かせました
この大会は、各階級の3位までの選手が、7月に行われる全日本インカレへの出場権を獲得できる重要な試合です
女子組手のマイナス50キロ級には、同志社大学の小川千尋選手(3年)が出場しました
昨年、準優勝を果たした彼女は、「今年こそは優勝を狙う」と気合い十分で挑みました
しかし、準決勝で相手にポイントを先に奪われ、この苦しい展開に
最後まで全力を尽くしたものの、結果は3位でした
小川選手のコメント:「プレッシャーの中で自分の力を出し切れず、悔しい気持ちでいっぱいですが、全日本インカレへの出場権は得ました
そこでしっかりと力を発揮できるように、次に向けて頑張ります!」
続いて、京都産業大学勢が活躍したマイナス55キロ級では、2年の上出亜矢那選手が去年の3位のリベンジを果たし、見事に初優勝を達成
最後まで自分のペースを崩さなかったことが勝利につながりました
上出選手のコメント:「相手のペースに流されず、自分の力を発揮することを意識しました
そのおかげで優勝できて本当に嬉しいです!」
6月には、マイナス61キロ級の決勝戦があり、京産大の主将、武田桜花選手(4年)と京産大の新星、澤木愛月選手(1年)との同門対決が実現
両者ともポイントを奪えず、試合は激しい攻防が続きました
試合残り4秒のところで武田選手の上段突きが決まり、初優勝を果たすことに
武田選手のコメント:「この大会が4年間の道のりの集大成でした
全力を尽くして臨んだので、優勝できて本当に良かったです
」
さらに、マイナス68キロ級では、池田真白選手(京産大・3年)が昨年に続いて連覇を果たしました
試合の中で圧倒的な実力を見せつけ、ポイントを次々と奪いました
池田選手のコメント:「準備してきたので勝ちたい気持ちが強かったが、冷静さを保つのが難しかった
でも、3連覇できて本当に嬉しいです!次の全日本インカレでは、優勝だけを目指して頑張ります
」
男子のマイナス84キロ級でも、京産大の田山連太郎選手が優勝し、女子と合わせて4階級で圧勝
京産大が再びその実力を証明しました
田山選手のコメント:「去年は思うようにいかなかったけど、今回は自分の力で優勝できたことが嬉しいです
卒業までに日本一になることを目指します!」
このように、京都勢は関西での武道の舞台で大いに活躍しました
これからの全日本インカレでも、彼女たちのさらなる成長と成功を期待したいですね
全員で「押忍!」
京都の空手は、非常に長い歴史を持っています。武道を通じて、礼儀や精神力を学ぶことができるため、地元の多くの若者がこの道を目指しています。培われた伝統や技術の中には、練習を通じて体得できるものが多く、毎年多くの選手が大会に挑戦し続けています。そのため、京都の空手選手たちには、地元を代表する誇りが込められています。この地域で育った若者たちが、次世代を担う選手たちとして今後の活躍が期待されています。
- 空手とは、日本の武道の一つで、拳や足を使って相手と戦う格闘技です。相手を打ったり、蹴ったりする技術が主ですが、精神的な修行も大切とされています。
- 武道とは、戦う技術を学びながら、心を鍛える日本の文化です。剣道や柔道といったものも含まれ、礼儀や自制心を重んじる考え方が基本にあります。
- 全日本インカレとは、全国の大学生が集まって競う大会で、各校の代表選手が力を合わせて技を競います。この大会は、大学スポーツの中でも特に権威のあるイベントの一つです。
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