
京都市で毎年恒例の春の古書大即売会が始まりました!今年も多くの本好きが集まる場所として人気を集めています
このイベントは、京都の古書店の団体によって主催されており、今年は5月1日から5日まで、左京区にある京都市勧業館「みやこめっせ」で行われています
なんと、会場にはおよそ50万点もの古本が並んでいます!参加しているのは、京都や奈良からやってきた22の古書店で、それぞれのお店が自慢の本を持ってきています
多様なジャンルの本がそろっており、小説や古地図、昔の映画のパンフレット、児童向けの絵本などがあり、まさに宝の山です
特に注目したいのは、江戸時代の書物です
これは葛飾北斎の挿絵が入り、蔦屋重三郎が出版に関わったもので、家計が許せば110万円の値がついています
ちょっと手が出しにくいお値段ですが、コレクターにはたまらない一品ですね!
また、会場内には京都に関する古い資料や地図が集められている特設コーナーもあります
古い地図は当時の景色を想像させ、京都の歴史を感じることができます
このコーナーに訪れた人たちは、本を手に取り、自分の探している本を見つける楽しみを味わっています
宇治市から来たという女性も「美術の本を探しに来たけれど、あまりにも多くて目移りしてしまった
まるで宝探しのような楽しみがありますね」と笑顔で語っていました
京都古書研究会の増田哲也さんも「各店は店一番の商品を持ってきています
この多種多様な品物があれば、興味を持つ商品が見つかるはずですので、多くの方に来てほしい」と来場を呼びかけています
古本が好きな方や、ちょっとした歴史に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください!
春の古書大即売会は観光客にも人気ですが、実は古本の世界は深い歴史があります。古書とは、歴史的な価値や内容を持つ古い本のこと。特に、京都は古都として多くの文化が受け継がれており、古本の宝庫とも言えます。集まった本には、かつての人々の生活や考え方が詰まっていて、一冊の本から京都の歴史を感じることができるんですよ!
- 古書とは、発行から一定の年数が経過した書籍のことで、一般的には50年以上経過した本を指します。これらの本は歴史的価値が高く、コレクターにとっては貴重なアイテムとなります。
- 勧業館とは、京都市が運営する展示会やイベントが行える大きな施設です。さまざまな展示や市が開催され、地域の文化を発信する役割を担っています。
- 蔦屋重三郎とは、江戸時代の出版業者です。彼は多くの名作を出版し、後の日本の出版業界に大きな影響を与えました。特に浮世絵に関連する本や資料を多く手がけました。
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