南丹市の旧小学校と地域活性化の新たな挑戦

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南丹市の旧小学校と地域活性化の新たな挑戦

 京都府南丹市に位置する旧10小学校では、地域活性化の重要な拠点として利用されてきました

しかし、地域住民による活用が今年の3月末で終了することが決まり、各校でさまざまな対応が行われています

例えば、旧平屋小学校(美山町)では、指定管理者である振興会が市から校舎を譲渡され、障害福祉サービスを提供する団体と連携して運営を続けることになりました

 このように、地域の仲間と協力しながら、旧校舎を活用していく姿勢が大切です

それに対し、旧五ケ荘小学校(日吉町)は老朽化が進んでいるためやむをえず返還されることになり、市は新しい活用方法を模索しています

このような中、地域の「核」としての施設が未来にどうつながるか、地域住民たちは試行錯誤を重ねています

地域の拠点としての小学校の役割

 旧小学校は、地域の祭りやサークルの拠点として利用されてきましたが、どのように活用されていたのか気になりますよね

例えば、平屋振興会では校舎や校庭を地域に譲渡し、障害者支援の一般社団法人「あゆみ会」と協力しながら、今後も地域のために活用する予定です

もちろん、施設が民間に譲渡される場合でも、地域のイベントや行事で利用できるような仕組みを残す方針です

老朽化と未来の活用

 一方、旧五ケ荘小学校は約60年の歳月を経て、その老朽化と耐震性不足から維持が難しく、返還が決まりました

これは「住みよいむらづくり協議会」によって管理されてきた学校で、過去には芸術家のアトリエとして利用されるなど、地域を盛り上げる要素があっただけに、返還という結果は残念です

市は今後、民間の活用者を探し、必要な調査を行う予定です

他の学校の現状

 南丹市には他にも旧小学校があり、旧鶴ケ岡小は返還される見込みです

また、旧大野小はレジャー施設、旧川辺小は明治国際医療大学のキャンパスに利用される予定です

地域によって2年間延長される経過措置を選んだ学校もありますが、支援は減少しています

このような中で、多くの小学校が新たな利用方法を見つけることが求められます

 地域を盛り上げるために、学校の活用についてもっと話し合っていくことが大切です

私たちが知恵を出し合いながら、地域の宝である旧小学校を次の世代につなげていきましょう

ピックアップ解説

「指定管理者」という言葉は、公共施設の管理を特定の団体に委託する仕組みです。この制度を利用することで、地域のニーズに合わせた活用が可能になります。例えば、平屋振興会のような地元団体が、旧校舎を地域の見守りやイベントの場として活用することもその一例です。指定管理者が地域をよりよくするために、積極的に活動することが求められます。これは京都の地域活性化においても非常に重要な考え方です。

キーワード解説

  • 指定管理者とは、公共の施設を地域の団体や企業に委託し、運営を任せる制度のことです。これにより、効率的で地域に合ったサービスが提供されます。
  • 自立支援とは、障がい者や高齢者が自分の力で生活できるようにサポートすることを指します。地域の支援やサービスが一体となって、生活の質を向上させます。
  • 地域活性化とは、地域の経済や文化、住民の生活を向上させるための取り組みを指します。地域の特性を活かし、市民が協力して活気を生み出すことが求められます。

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