
京都市下京区にある化粧品雑貨の老舗「よーじやグループ」が、26日に新しいブランドロゴを発表しました
この変更は、なんと半世紀以上も親しまれてきた「手鏡に映る京美人」のロゴから、新しく「よーじや」の文字に手鏡のデザインを添えたものへと進化したものです
さらに、長年愛されてきた女性キャラクターが新たに「よじこ」という女の子になりました
「よーじやグループ」は1904年に創業し、化粧品や雑貨の製造・販売を行ってきました
特に1990年代には、あぶらとり紙が京都の人気土産となり、かつてのロゴに描かれた女性の絵がブランドの象徴となりました
しかし新型コロナウイルスの影響で観光客が減少したため、同社は「脱・観光依存」を掲げ、地元の人々や国内ファンに向けたスタイルへと方針を変更したのです
新たなロゴはシンプルながら印象的で、手鏡のシルエットを添えることにより、より親しみやすさを感じさせるデザインになっています
また、新しく設けたスローガン「みんなが喜ぶ京都にする よーじやグループ」も、地元への思いを強く表現しています
「よじこ」は、昔ながらの「手鏡に映る女性」から解き放たれた現代的なキャラクターで、黒目が特徴的です
彼女はピンク色のワンピースを着ていて、京都出身だけれども、「京都の文化にはあまり詳しくない」といったユーモラスな背景を持っています
このように、さまざまな動きを表現できるようになった「よじこ」は、SNSや看板などにも登場し、今後はグッズとしても展開される予定です
代表の國枝昂さんは、「愛されるキャラクターに育てていくとともに、『よじこ』を通じて、長く地元・京都やファンから愛される企業を目指したい」と語っています
ちなみに、旧キャラクターの名前も「よじこ」で、今後もあぶらとり紙のパッケージに使用する予定ですので、「お別れ」ではありません!
「よじこ」という名前の由来は、もちろん旧キャラクターから来ています。実は、1965年からずっと使われてきた「手鏡に映る女性」の名前が「よじこ」だったのです。この名前は親しみやすさと、京都らしい魅力を兼ね備えています。新しい「よじこ」は現代の京都を感じさせるキャラクターとして誕生しましたが、実は古風なイメージも持ったキャラなんです。地元京都に愛される存在として、みんなにとっても大切なキャラクターへと育てていきたいという想いが込められています。
- 「よじこ」とは、新しい「よーじやグループ」の企業キャラクターです。彼女は、手鏡から抜け出してきた女の子で、古風なイメージを持ちながら現代的なデザインが特徴です。
- あぶらとり紙とは、主に顔の余分な油分を吸収するために作られた専用の紙です。京都ではよーじや製のあぶらとり紙が人気です。
- 化粧品とは、肌や髪の状態を良くしたり、美しく見せるために使われる製品の総称です。京都にも多くの有名な化粧品ブランドがあります。
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