
京都が誇る伝統行事、青龍会(せいりゅうえ)が15日に清水寺で開催され、約18メートルの巨大な龍が境内を練り歩きました
この祭りは、地域の人々の安寧を願うための特別な意味を持っており、厄除けの祈りが込められています
青龍会は、清水寺にある音羽の滝に観音様の化身である龍が水を飲みに飛来するという美しい伝説に基づいており、25年前から続いている行事です
この日は雨天だったにもかかわらず、訪れた多くの参拝者が龍の恵みを感じるために集まりました
祭りでは、18メートルの龍が和紙で作られ、うろこはなんと8000枚にもなります
ほら貝の音が響くと、約40人の行列が龍や四天王にふんし、厄除けの願いを込めて進みます
雨の中、参拝者たちはスマートフォンで美しい龍を写真に収めたり、子どもたちの歓声が響く中で生き生きとした動きを楽しんでいました
愛知県から訪れた家族の女性は、「雨の中での厳かな雰囲気の中、動く龍を見て本当に感動しました」と話し、龍が好きだという9歳の男の子も、「龍がかっこよかった!」と目を輝かせていました
次回の青龍会は4月3日に予定されており、多くの人々がこの伝統行事を楽しみにしています
京都の美しい文化がまた一つ、皆さんに心に響く瞬間を届けてくれました
青龍会の「龍」とは、昔から日本の神話や伝説に登場する生き物で、特に水に関わる神格化された存在です。龍は、天候を変える力を持ち、雨や水の神としても親しまれています。多くの地域で龍が祭りのシンボルとなっており、人々の安全や豊作を願う祭りの中心キャラクターです。特に、清水寺における青龍会では、観音様の化身としての役割も果たしています。このように、龍はただの神話上の生き物ではなく、我々の生活と切っても切り離せない存在と言えるでしょう。
- 厄除けとは、悪い運や災いを避けるための行事や祈りを指します。特に、信仰の対象である神社や寺院で行われることが多いです。
- 祭りとは、特定の季節や出来事を祝うために行われる行事のことです。人々が集い、食べ物や音楽、ダンスを楽しむことが多いです。
- 観音様とは、慈悲の神として知られる仏教の菩薩で、特に女性や子供の守り神として多くの人々に信仰されています。
前の記事: « 左京区で開催中!伝統産業の日にぴったりな展示会
次の記事: 南丹市でドローンが運ぶ物資の実証実験が成功 »
新着記事