
京都市では、多くの水道・下水道施設が更新時期を迎えるため、"施設マネジメント"を進めています
この取り組みでは、長期的な視点で施設の改築や更新にかかる費用を計画的に管理しています
特に、水道・下水道の管路は市内に約4,200キロメートルもあり、今後の更新には多大な費用と時間がかかります
1 検討の背景・目的
上水道と下水道の設備を適切に維持し、長期利用するため、ライフサイクルコストの縮減に努めています
特に大量の管路が更新時期を迎える中では、計画的な更新が必要です
2 検討の内容
水道管(17万件)と下水道管(19万件)のデータをもとに、"目標使用年数"や"更新優先度"を設定しました
今後の管路更新の必要量を把握し、安全性を考えながら事業量の平準化を進めています
(1)水道管路の更新について
配水管の平準化の結果、今後100年で2700キロメートルの更新が見込まれています
年度ごとの事業量は、令和10年度以降に段階的に減少します
中期経営プラン | R10-29 | R30-49 | R50-69 | R70-89 | R90-109 | 100年間計 |
年31km | 年34km | 年32km | 年26km | 年23km | 年20km | 2,700km |
(2)下水道管路の更新について
下水道管路(4,200km)は、今後100年間で2,500キロメートルの更新が必要です
劣化状態に応じた対策を講じることで長期間の使用を考えています
中期経営プラン | R10-29 | R30-49 | R50-69 | R70-89 | R90-109 | 100年間計 |
年10km | 年15km | 年20km | 年25km | 年30km | 年35km | 2,500km |
4 今後の取組について
水道・下水道管路の事業費に加え、浄水施設や汚水処理施設の更新費用も考慮し、令和7年度には最終報告をまとめる予定です
参考資料:施設マネジメント検討結果(中間報告)(PDF形式, 1.46MB)
掲載確認日:2025年02月21日
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