
京都府南丹市で、自然や農業を学びながら自立を目指す特別な講座、「田んぼの1年生」が4月から始まります
この講座は、田植えや収穫、水の管理といった農作業を農家の方から直接教わることができ、過去の受講生の中には移住者も出たという実績があります
この取り組みを担当しているのは、南丹市のNPO法人「つむぎ」です
地域の魅力を最大限に引き出しながら、農業に取り組む担い手を育成することを目指しています
これで3年目を迎えるこの講座は、稲作の基礎をしっかり学ぶ機会を提供しています
講座は園部町半田にある「ココペリファーム」と日吉町中世木の「中世木中山間組合」の2カ所で行われます
受講生はそれぞれの農場で、無農薬や減農薬栽培について教えてもらいます
ひと組あたり50〜60平方メートルの面積で、自分たちの手で米作りを体験します
受講者は、どちらかの農場で4月から年末までの間に全10回通い、定期的に作業を行います
自宅で小さなスペースからでも始められるように、苗作りから田植え、刈り取りなどでは機械をなるべく使わず、手作業を重視した内容になっています
実際にこの講座を受けた方のなかには、2組が南丹市に移住を決意した事例もあります
つむぎのドワイヤーはづきさん(45)は「米作りは地域とのつながりが大切です
この講座を通して、受講者がそのことに気づいてほしいと思っています」と話しており、今後も実施する地域を増やしていく意向を示しています
参加費は1人3万円、2人で4万5千円
定員は各10〜15人で、興味がある方はぜひ申し込みを検討してみてください
詳細や問い合わせは、つむぎのメール(tsumugi.nantan@gmail.com)までお気軽にどうぞ
「田んぼの1年生」の受講者は、米作りをするための知識や技術を身につけるだけでなく、地域の農業や生活に深く関わることができます。この講座を通じて、多くの人が農業の楽しさを体験し、地域とのつながりを感じることができます。実際に、受講者からは移住する決断をした人もいて、農業を通じて新しい生活を見つけている事例もあります。南丹市の豊かな自然の中での農業体験が、あなたの人生を変えるきっかけになれば嬉しいですね。
- 南丹市では、農業の振興や移住支援の取り組みが進められています。地域の特色を活かし、若者や移住者に農業の魅力を伝えるイベントや講座が数多くあります。
- 米作りとは、稲を育てて収穫し、食用として加工する農業の一環です。日本の主食である米は、多くの人にとって欠かせない食材です。
- 無農薬栽培とは、農薬を一切使用せずに栽培する農業手法です。自然環境に配慮し、安全・安心な食材を作ることを目的としています。
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