舞鶴市の暴れ川 朝来川改修の歴史を学ぶ講演会

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舞鶴市の暴れ川 朝来川改修の歴史を学ぶ講演会

 最近、京都府舞鶴市の大波上集会所で面白い講演会がありましたよ!「暴れ川」として親しまれている朝来川の歴史について語られたんです

この講演会は、地元の「朝来の歴史を記録する会」の代表である関本長三郎さん(81)が講師となり、江戸時代からの長い歴史を振り返りました

 朝来川は青葉山の西側から舞鶴湾に流れ込みますが、洪水が多かったことから、1688年ごろから改修が計画されていたんです

でも、工事の費用が問題でなかなか進まなかったんですよ

 そんな中、1918年に3回も洪水が発生し、流域の大波上、大波下、朝来中の3つの村が協力して朝来川の改修工事に向けた協議を始めたのが、歴史的な出来事なんです

関本さんは、当時の村長である荒木信次郎の日記も紹介しながら、工事が始まるまでの経過や村人たちの活動を詳しく説明しました

 特に注目すべきは、3村で「耕地整理組合」を作り、補助金や自分たちの負担によって工費を工面していた点です

「国や府が行う仕事を、住民たちが自らの手で行っていた」という関本さんの言葉が印象的でした

講演会の後に彼は「当時の村人たちは、自分たちの将来を見据えて判断している

まさに町内運営の鏡のようだ」と感想を述べました

 約40人の方々が集まり、興味深そうに講演を聴いていたのが印象的でした

こうした地元の歴史を学ぶ場があることは、舞鶴市の魅力をさらに引き出すために大切だと思います!

ピックアップ解説

朝来川は、舞鶴市を流れる大切な川ですが、かつては多くの洪水を引き起こしました。この川の名前には、「朝」と「来る」という意味が込められており、自然の流れと人間の生活が密接に結びついています。舞鶴では、川の周辺で農業も盛んであり、地域の生活に深く関わっています。川の改修が進むことで、住民たちの安全が守られるようになったことは、地域のためにも大きな意味を持つのです。

キーワード解説

  • 暴れ川とは、大雨などの影響で水位が急激に上昇する川のことを指します。洪水や土砂崩れのリスクが高いことから、改修が必要とされることがあります。
  • 耕地整理組合とは、農業を行う農家が集まり、土地の利用方法を計画する組織のことです。作物の生産性を高めるために効率的に土地を利用することを目的としています。
  • 洪水とは、大雨や雪解けによって川の水が溢れ出し、土地が浸水する現象のことです。災害を引き起こす原因となるため、地域ではしっかりとした対策が求められています。

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